- Amazon.co.jp ・本 (355ページ)
- / ISBN・EAN: 9784048735124
作品紹介・あらすじ
おふみばあさんが亡くなって身の振り方を案じなくてはならなくなったシュウちゃん。幼い頃からの友人だった倫太郎たちは、一緒に学び生きていけるための「学校」を探すことにした。一方、倫太郎とミツルは暴力グループ赤竜隊のボス豪二と話し合い、学校を良くしていくための接点を見出そうとする。倫太郎たちがつるむのでなくお互い自立しながら行動するようになっていくにつれて、先生たちの行動にも変化が出始めた…。いのちの共鳴を描く灰谷健次郎、感動のライフワーク第八弾。
感想・レビュー・書評
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今回は障害者に関する話題がメイン。人々の許容度が増せば、社会課題はすべて解決する、裏を返せば、社会課題の原因はすべて許容度の低さだと感じた。
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1、2巻の感想をまとめて。
基本的には幼年編、少年編と同じテーマ。倫太郎達が完璧過ぎてそれが非現実的で作り物の感じを受けた。 -
とても面白かったです。
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生きる、学ぶ、人と人との繋がりとは。
人生における、シンプルでいて難解で、大切な問題に真直ぐに妥協無く向き合う主人公とその友達を描く長編。
成長編からは言葉による説明が多くなったのがあまり好みではなくって、暫く距離を置いていましたが、再度チャレンジして読んでみるとやっぱり良い!灰谷は中学生の頃『兎の眼』で感銘を受けてから全作(ほぼ)読破するほどのファン。
『天の瞳』も誇張でもなんでもなく、本当に、私の人生の上で無くてはならない作品。出会えて本当に良かったと思える。
とにかく読んで欲しい作品です。深みが、違います。 -
良いよ。
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主人公の少年達が出来すぎてウソっぽいのだけど、色々と気づかされます。これからどのように話が進んでいくのか、気になるなぁ。
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少年が成長していく姿を描いている。問題の本質を見抜き真剣に考える主人公達、それを支える大人達。久しぶりに人のやさしさに泣いた。
面倒なことには関わらない方がいいと思う生き方の人が増えてきているが、自分も例外ではないと思う。人との関係を大事にして自分の精神面をもっと成長させたいと思った。 -
あすなろ編〈1〉と同じ