王の眼 第4巻

著者 :
  • KADOKAWA
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感想 : 3
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  • Amazon.co.jp ・本 (503ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784048735704

作品紹介・あらすじ

「王の娘を手に入れぬかぎり、たとえ王の子といえど王にはなれぬ」いにしえの掟が今なお息づいている国タ・ウィ。血塗られた王位を巡り、争うセティとハルが得たものは、憎しみか、それとも愛か-。神々の歴史が終わり、新たなる時が幕開く!エジプト神話「ホルスとセトの争い」をモチーフに描く華麗な幻想歴史小説、完結。

感想・レビュー・書評

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  • 三巻の感想で、JUNEいいなあ、と書きましたが。
    さすがにここまで乱交させると苦しい。

    キャラクターたちがあまりに簡単におっぴろげるので(失礼)こいつ一体誰が本命なんだよ、状態に陥ってしまい、結果として誰にも感情移入することができなかった。
    ついでに主人公があまりにお馬鹿で、そいつのために東奔西走する周囲の奴らまで馬鹿に見えてしまった。

    それでも大団円まで読み切らせたので、それだけ小説としては面白かったとも言えます。

    この人のJUNEでない小説も読んでみたいと思った一篇。

  • 全4巻。エジプト神話をモチーフに繰り広げられてきたこの話もついに完結。展開がとにかく凄惨でよくぞココまで・・・と感心することしきりです。とても面白いのでエジプトにロマンを感じる人にはオススメですが、ジャンルはJUNEです。目を瞑りたくなるような所業も多々あります。それなりに覚悟が必要。私が読んだのは高校のとき。中学生にはきつい内容だろうなぁ。高校でもギリギリかと。人によるでしょうが。セティとアンプがもう本当に・・・。文章力、構成力は素晴らしいと思います。読んで損は絶対にないけど、
    人を選ぶジャンルであることは確か。<BR>
    この方の作品ではきっと私説三国志の方が有名なのかなーと思います。ちなみに私は1巻を手にとって、初っ端で孔明が周瑜に犯られてるトコまで読んで静かに本を閉じました。赤壁あたりだったのかな。なんか私の中で美形の権化だった二人なので、ショックで。周瑜がムサイおっさんでショックで。今なら読めるかもしれない(笑)評判が良いので私説三国志もいつか読んでみたいです。

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