逸脱

著者 :
  • 角川書店(角川グループパブリッシング)
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  • Amazon.co.jp ・本 (379ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784048740920

作品紹介・あらすじ

10年前の連続殺人事件を模倣した、新たな殺人事件。そして県警を嘲笑うかのように打たれる犯人の予想外の一手。鋭い推理と地道な捜査を続ける県警捜査一課の澤村は、上司と激しく対立し孤立を深める中、単身犯人像に迫っていくが…。ベストセラー連発の著者が放つ、新境地の警察小説。

感想・レビュー・書評

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  • まさかの身内の犯行。。
    展開は面白かったが、あまり澤村に感情移入はできず、、、期待が空回りだったかも??

  • 過去の事件の被害者の供養のために、「最高の刑事」を目指す捜査一課刑事・澤村の物語。

    10年前の連続殺人を模倣した殺人事件が発生、澤村は超独断専行に、最高の捜査、最高の刑事の証であるかのように積極的に動く。

    徐々に犯人像が浮かび上がり、その犯人と澤村には意外な共通点が・・・

    ストーリーとしては中盤で犯人が誰か分かってしまいます。

    「最高の刑事」=独断専行という、堂場さんお得意の「一匹狼」カラーが強く出た作品といえます。

    一匹狼ものも好きですが、澤村の超も付く独断専行の動きが、なんかリアリティに欠けてしまって。

    一匹狼ものが大好きな方はオススメです。

  • 自分の失敗で子供を殺してしまい、「最高の刑事」になることで報いようとする。
    矮小な正義感で猪突猛進する。上司を殴って退職。組織を逆恨み。過去の容疑者を連続殺人。
    正義の実現に邁進するところは似ている。ただ過程が異なる。倒けつ転びつ、周囲の注意を聞きながらも、前を向いているのと、ブルドーザーのようになぎ倒しながら道を作るのと。
    主人公は自身のことを「スピードの出るブルドーザーのようだ」と述懐しているが、悩み多く迷いながら進んでいた。
    殺人犯を見ると、正義から狂気に「逸脱」するのは簡単に思える。主人公を見ると、そうではないとも思った。

  • 澤村シリーズ。
    私、やっぱりこのシリーズ好きだわ。
    澤村の有能さと橋詰の存在感が面白い。

  • うーーーん。展開がイマイチなような。
    設定もなー。
    うーん。。。

  • うにょうにょと悩み多き主人公。。
    橋詰という破天荒キャラも出るも、いまいち活躍せず・・・。
    うーん・・・★ シリーズなので読みますが。。なんか暗いなあ。

  • 「最高の刑事にならなくてはいけない。そのためには手段は選ばない」かつての捜査で判断の誤りから一人の少女を死なせてしまった自責の念が、ストイックなまでに自分を追い込み、周りが見えなくなり、上司との対立へと繋がり捜査から外されてしまう捜査一課・澤村。孤立した状況の中、犯人を追いつめるが自分の中に見えてきたものとは・・・。

  • 既読

  • うーん悪くないけど、同じタイプなら誉田のほうが面白い!

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著者プロフィール

堂場瞬一(どうば しゅんいち)
1963年茨城県生まれ。2000年、『8年』で第13回小説すばる新人賞受賞。警察小説、スポーツ小説など多彩なジャンルで意欲的に作品を発表し続けている。著書に「刑事・鳴沢了」「警視庁失踪課・高城賢吾」「警視庁追跡捜査係」「アナザーフェイス」「刑事の挑戦・一之瀬拓真」「捜査一課・澤村慶司」「ラストライン」「警視庁犯罪被害者支援課」などのシリーズ作品のほか、『八月からの手紙』『傷』『誤断』『黄金の時』『Killers』『社長室の冬』『バビロンの秘文字』(上・下)『犬の報酬』『絶望の歌を唄え』『砂の家』『ネタ元』『動乱の刑事』『宴の前』『帰還』『凍結捜査』『決断の刻』『チーム3』『空の声』『ダブル・トライ』など多数。

「2023年 『ラットトラップ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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