トロイメライ

著者 : 池上永一

• 角川書店(角川グループパブリッシング) (2010年8月18日発売)

感想・レビュー・書評

[ぴょんさんの感想 · 2011年8月30日]

少し前に読んだ『唄う都は雨のち晴れ』の前編にあたるのか？
短編で構成されているので、どちらを先に読もうが特に問題なし。
登場人物を知っているので、知人に会ったような気分にはなったけれど。涅槃院の長老が好きだなぁ。

[アイスコーヒー好きさんの感想 · 2011年8月18日]

心温まる琉球王国犯科帳です。

[yanaiさんの感想 · 2011年8月16日]

テンペストとようなドラマティックさはないけれど、
歌うように流れる陽気で力強くて
ちょっとした事件にあふれる庶民の生活が心地よい。
黒ずくめの義賊やら、禁断の美食やら、
御伽噺めいた要素が多くて泥臭くなりすぎない。
出てくる沖縄料理がぜんぶおいしそう。
口にしたことのないものが多いのに、
その食感、味覚を口の中で再現できてしまう(笑)

[rokuzaemonさんの感想 · 2011年8月2日]

テンペストと同じ琉球末期の那覇が舞台。テンペストの登場人物もでてくる。テンペストに比べるとゆっくりと話が進むのでテンペストのイメージで読むと物足りなく感じてしまう。
ただ、テンペストを読んではまった人は必読でしょう。

[黒紅さんの感想 · 2011年7月28日]

テンペストと同じ世界。
違う視点から同じ世界を見ることが出来て新鮮。
琉球の話だけど、イメージは江戸と似てる雰囲気。
新米岡っ引の話みたい。

[bookさんの感想 · 2011年6月29日]

琉球王国を舞台にした小説。読みやすい一冊。連作短編の体
をとっている。

[tabidokushoさんの感想 · 2011年6月21日]

那覇などを舞台とした作品です。

[hellogoodbyeさんの感想 · 2011年6月9日]

The extra volume that follows the Tempest books.

The description of the food was very nice. The storyline was much more lighthearted in this book so in that sense I liked it. Still gave me a weird aftertaste though...

[Persimmonさんの感想 · 2011年5月27日]

新米筑佐事としての武太の成長を描きたいのか、三線の名手としての将来を匂わせたいのか、方向性が見えにくい。
わざわざテンペストのキャラクターを持ってきて、話をつなげる必要性も感じない。

[sweetcakeさんの感想 · 2011年5月23日]

唄とグルメは那覇の華。武太を惑わす、6つの難事件。犯人は誰だ!?19世紀、幕末時代の琉球王朝。無職の三線弾きだった武太は、新米岡っ引きに任命された。意気揚々と正義に燃えるが、世の中うまくいかないことばかり。毎夜どこかで起こる事件と、一喜一憂する庶民の人情に触れながら、青年はひとつずつ大人への階段を上っていく―。

著者プロフィール

池上永一
一九七〇年沖縄県那覇市生まれ、のち石垣島へ。九四年、早稲田大学在学中に『バガージマヌパナス』で第六回日本ファンタジーノベル大賞を受賞しデビュー。九七年刊の『風車祭』が直木賞候補に。二〇〇八年刊の『テンペスト』はベストセラーとなり、一一年の舞台化をはじめ、連続テレビドラマ、映画にもなった。一七年『ヒストリア』で第八回山田風太郎賞を受賞。他の著書に『シャングリ・ラ』『レキオス』『ぼくのキャノン』『統ばる島』『トロイメライ』『黙示録』などがある。

「2023年 『海神の島』 で使われていた紹介文から引用しています。」