- Amazon.co.jp ・本 (153ページ)
- / ISBN・EAN: 9784048837903
作品紹介・あらすじ
長野県立こども病院(長野県・豊科町)には、長期入院している子どもたちが学ぶための院内学級があります。本書におさめられているのは、小さな身体で精一杯、病気と闘いながらも、院内学級では仲間と楽しく学ぶ子どもたちの輝く言葉です。行間から、「命」と向き合わずにはいられない日々の中で、子どもたちが息が詰まるほど激しく"闘う"姿が伝わってきます。
感想・レビュー・書評
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この本に出てくる子供たちができていることを、自分はできているだろうか、と考えさせられます。難しい言葉ではなく、やさしいやさしい言葉で今この瞬間を大切にし、謙虚に生きることを教えてくれる一冊でした。
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子どもたちの壮絶な闘いを伝える「子どもと大人のための”こころ”の一冊」
「命はとても大切だ。人間が生きるための電池みたいだ・・・私は命が疲れたと言うまでせいいっぱい生きよう」ー「死」に直面した子どもたちが、家族への思い、病気とのすさまじいまでの闘いの様子を綴った一冊。 (出版社HPより) -
378.4
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今、自分が向き合っている子供たちについてじっくり考えた。
この素敵な作品を残した子供たちの人生の輝きを拡げていきたい。
そして闘病の後に小児がんのドクターになられた方がいることを知って、胸がいっぱいになった。
電池が切れるまで自分の光を灯して輝いて生ききらなくては。 -
□ 14126.
〈読破期間〉
2014/7/5~2014/7/6 -
自分の命と向き合った子どもたちの素直な言葉なんだろうとは思うけど、こんな形で発表されているとモヤっとする。苦手。
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病気は神様がくれたもの。
そんなふうに思えるなんてすごい。
体感しないと分からない子どもの生の言葉が心に響きました。
一日一日を精一杯生きるって
幸せなことなんだ。 -
何度目かの読書。
何回読んでもグっとくるものがあります。一生懸命生きること、その深さと力強さを感じさせてもらえる本。
”先生と友達”という詩がとっても心に残りました。 -
自分の命を電池の寿命に例えた”詩”は、切ない。
巧みな言葉遣いは、一切ないところに、子供の心が剥き出しになっていると感じました。子供の方が、みずみずしい感性を持っているという考え方もあるでしょうが、きっと、子供は、”心の中”にある感情や気持ちを、何にも包まず、出してくるのだと思います。一方、大人は”心の外”にある気持ちや感情を最初に表出させ、場合によっては、それが自分の本心であるかの様にふる舞うのだと思います。子供同士の方が、心を早く通わせれるようになるは、そのせいだと思います。
この本の中に出てくる子供たちの何人かは、現在に命を繋ぐことができなかった。短く生きるということに意味や価値を求めようともがいているのは、周りの大人なんだと思います。長く長く生きたことのない子供には、自分の命の短さに、大人のような感覚を持っていないようにも感じられました。周りの大人は、大人の考え方で、子供の気持ちを推し量ろうとしては、いけないと言われているように感じました。
それにしても、幼い、小さな者たちの”心の中”を見せられると、気持ちが揺さぶられます。「生き直そう」と思い立つのは、軽薄なんでしょうかね。 -
命について考えさせられる本。
小学生の頃に読み、当時は自ら命を絶とうとする人達に読んで今自分がしようとしていることについて考えてほしいと思ったが、今もう一度再読して思ったのは私自身が毎日を当たり前に過ごしていく中で病気と闘う子供達は明日を迎えるために懸命に闘っているのだと思った。
この本を読んだ当時と現在読んだ時に感じたものは全く違い、驚きました。
自ら命を絶つことについてどう思うかは人それぞれであるが、世の中には明日を迎えるために闘う人達がいることを忘れないでほしい。
この本を読んで、決して明日は来るということは約束されていないのだと知らされ、私が今何をしなくてはいけないかを考えさせられた本でした。