古代天皇はなぜ殺されたのか

著者 :
  • KADOKAWA
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  • Amazon.co.jp ・本 (212ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784048838962

作品紹介・あらすじ

これほど明らかな史書の記録を、なぜ学界は抹殺してきたのか?歴史学界が主張するように、神功皇后やヤマトタケルはまったくの架空の人物なのか?日本書紀、好太王碑、三国史記、鉄剣銘文など、記録が伝える古代史を検証する。

感想・レビュー・書評

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  • 著者曰く、戦後の歴史学者の多くは日本書紀、古事記の神武天皇から神功皇后までの15人を架空の世界へ追放した。だが自明のように断定的に述べる説は、実のところ何の根拠もなく、直感と大まかな当て推量で作り上げた仮説に過ぎないと。騎馬民族説や二朝並立論など実に稚拙な論法を根拠としており、結局のところ戦後自虐史観、日本書紀は軍国主義の象徴とみなされ14代までの天皇は歴史上から抹殺されるに至ったとの事である。しかしながら著者の言うとおり日本書紀の信憑性も含め、多角的に視野を広げることが肝要である。と

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著者プロフィール

1939年兵庫県生まれ。京都大学文学部卒。63年産経新聞に入社し、大阪本社編集局社会部長、同編集長、東京本社論説委員長を歴任。92年『ソウルに消ゆ』(筆名・有沢創司)で第5回日本推理サスペンス大賞受賞。古代史を体系的に描いた「古代からの伝言」シリーズで話題になる。

「2010年 『青雲の大和 下』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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