- Amazon.co.jp ・本 (249ページ)
- / ISBN・EAN: 9784048839105
作品紹介・あらすじ
社会システムが八方塞がりになった日本。そのなかで、元気で楽しく生きる希望と考え方を示す秀逸なエッセイ。
感想・レビュー・書評
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消えゆく我が身なら何でも書こう、と言う訳でもないでしょうが、書きたい放題なのが痛快です。昭和22年生まれの昆虫好きの生物学者が、2002~2004年に書いたエッセーをまとめたもの。少々自由奔放すぎるけど、日頃は気付かない視点から世の中を見せてくれます。リバータリアニズムという筆者独特の自由主義から世の中の多数派正義(多数派の情緒、政府、国家)を論破します。でも、身の程は分かっいらっしゃる……。
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一般的な価値観とは少し外れた考え方を垣間見れるが、どれもそれなりに納得感があった。
タイトルから想像したよりは大分前向きに、楽に生きている方な印象を受けた。確かに多少は死生観に関するテーマが多い印象だが、そういうのだけを期待してはいけない。 -
中島義道さんを少し和らげた感じだろうか。いつ死ぬか分からないんだから、楽しめよ的な発想かな。中島さんの書籍を知っていると、インパクトは弱くなる。
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生命とはなにか。構造主義生物学という独自の見地に立つ著者が本当の生物学をわかりやすく解明する。とやらなのだが、中身はイイ歳きずいてきたオッサン(敬意をこめて)のエッセイな感じである。生身の人間のエッセイはなかなか面白い。それもこゆい世界を歩いている人の内容はなおさら。