警視庁捜査一課殺人班

著者 :
  • 角川書店
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感想 : 7
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  • Amazon.co.jp ・本 (410ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784048839228

感想・レビュー・書評

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  • 面白かった。
    最後の白馬のはね…
    もっと情状酌量してやってよ、って感じだよ…
    昔祖父の家にあった捕物帳みたいで懐かしささえ感じた。

  • 何故か、元刑事の書いたものだと思い込んでいたのだが、実際はルポライターの作品であった。だからものすごく読みやすい文章だったのか、と最後に作者経歴を読んでやっと納得した。
    (元刑事という人のコノ手の本も読んだのだが、最後まで読みきれないものが多いのだ。北芝某はうまいほうだと思う)

    さて、内容はタイトル通り。
    警視庁捜査一課のうち、殺人事件を取り扱う殺人班に属する刑事たちを、実際の事件のルポを通して克明に伝えてくれている。

    刑事というと華やかなイメージがあるが……という警察ルポを読むと必ず書いてある一文が、やはりあるのは面白かった。
    が、それらのルポを読むと、「確かになあ」と思わざるを得ない毎日を、彼らは送っているようだ。

    さて、本書は殺人班の構成や、警視庁と所轄との役割の違い、事件が起こったらどうなるといった例、実際の捜査の方法などが、しっかりと書かれている。
    きちんと説明がなされた後、それに従って実例を元にもう一度説明してくれるというわかりやすい構成がとられている。

    警察モノのルポや解説本じゃ数多く読んだが、その中では一番といってもいいほど文章がうまく、面白く、そして役に立つ(創作に、ですよ)。
    同じ作者が「特殊班」についても書いているようなので、そちらも機会があれば読んでみたい。

  • おもろかったw

  • 警察官の中の捜査1課がどうやって動いているか、という本

  • 捜査一課の活動を、実際に起きた事件も交えながら紹介した本。読み応えもあり、気に入った。個人的に興味を持って気になってはいたが、新聞では詳細が書かれないため、よくわからないままだった「自称デザイナー狂言誘拐事件」について詳しく知ることができたのはよかった。

  • ニュースで見る逮捕は事件のほんの一部なんだな。
    「平成8年不動産ブローカー殺害事件」なんかは、ほんと不憫な感じ。
    やったことは悪いけどそうばっかりでもないんだな。
    落とすのは理詰めと信頼関係。
    顔を突き合わせてこの人ならある程度仕方ないと思わせる。
    そんなきれい事ばかりじゃないだろうけど、結局はコミュニケーション、人間関係なんだな。
    2年もかけて落ちたり、
    元警部が殺人の自供をしようとしてたのに人格を頭から否定されるような言葉を聞いて激昂して口をつぐんだり、
    関わり方なんだな、結局は。

    2008/12/22

  • 久々のノンフィクション。

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著者プロフィール

1963年静岡県生まれ。警察問題や司法問題を中心に取材活動を行っている。

「2004年 『警視庁捜査一課特殊班』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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