句集 澤 (澤俳句叢書 8編)

著者 :
  • KADOKAWA
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  • Amazon.co.jp ・本 (188ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784048845595

作品紹介・あらすじ

前句集『瞬間』に続く第四句集。平成12年(2000年)~平成24年(2012年)に詠んだ作品をまとめる。この時期、芭蕉にゆかりの地を中心に日本のざまざまな場所を訪れ、各地の豊な自然と奥深い歴史に分け入った。その体験が本句集に反映されている、

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  • 俳人・小澤實の第四句集。平成十二年から二十四年、著者四十代半ばから五十代半ばまで十二年間の句を収める。この間、平成十二年に句集の題の「澤」を創刊主宰し、二十三年には東日本大震災に遭遇した。それを反映し、句集には新しい俳句を生み出そうとする熱意が満ちている。「待つは楽しことに鰻の焼くるまで」「和漢三才図会の奇獣を紙魚舐むる」「島すべて熊蟬領や朝より」「般若心経二百六十二字涼し」「欠席は林檎の花摘作業のため」「おでんやの丸き木椅子に帰り来し」「こしあぶら酢味噌の金(くがね)掛けにけり」「水にたらしうがひぐすりの青き塔」「酒呑んでたふれ眠るよ花の下」「飯蛸壺にねむる飯蛸足そよぐ」「原爆製造試みし壕秋灯」

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著者プロフィール

昭和31年 長野生まれ
昭和52年 「鷹」入会。
平成11年 「鷹」退会。
平成12年 「澤」創刊主宰。

句集に『砧』『立像』(俳人協会新人賞)『瞬間』(讀賣文学賞詩歌俳句賞)。
著書に『秀句三五〇選 友』 『万太郎の一句』『俳句のはじまる場所』(俳人協会評論賞)『日本文学全集 近現代詩歌』『名句の所以』『芭蕉の風景 上・下』(讀賣文学賞随筆・紀行賞)など。他に人類学者中沢新一との対談集『俳句の海に潜る』がある。
俳人協会常務理事。讀賣新聞・東京新聞俳壇選者。角川俳句賞・星野立子賞選考委員。俳句甲子園審査員長。

「2022年 『瓦礫抄』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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