俺の後輩がこんなに可愛いわけがない(1) (電撃コミックス)
- アスキー・メディアワークス (2012年5月26日発売)
- Amazon.co.jp ・マンガ (162ページ)
- / ISBN・EAN: 9784048862615
作品紹介・あらすじ
大人気コミカライズ『俺の妹がこんなに可愛いわけがない』が、タイトルを変えて、新連載スタート!今度のヒロインは桐乃……ではなく黒猫!?原作小説とはひと味違った角度から、『俺の妹』のストーリーが描かれる。
黒猫“白猫”フィギュアつき特装版も同時発売!
感想・レビュー・書評
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コミック「俺の妹がこんなに可愛いわけがない」3巻に続き、特装版があるのをすっかり忘れて通常版を重複購入してしまった1冊。カバーが違うので、コレクションも兼ねて手放さずにおくことにします。
俺の「妹が」から俺の「後輩が」にタイトルが変わり、巻数も1巻から振りなおしになっていますが、内容的にはこれまでどおり原作小説のコミカライズです。「黒猫視点の」「スピンオフ」と説明されていることもありますが、少なくとも1巻2巻あたりは原作に沿った展開となっており、この時点では「スピンオフ」ではなさそうです。
タイトルどおり黒猫がヒロインとして扱われており、プロローグ(「第零話」)として、入学式前夜の黒猫が、京介と会ったときの最初の一言に悩む話が追加されているほか、原作で黒猫が登場しないエピソードはすっぱりカットされており、なるほど視点は黒猫だと納得しました。正直、誰が語っているという概念があまりない漫画での「黒猫視点」とは、黒猫のモノローグが頻繁に挿入される程度のものかと思っていたのですが、「(原作小説やアニメによって)読者が知っているのに黒猫は知らないはずのエピソードをばっさり落とす」ことで十分に黒猫視点と感じられるストーリーが実現しており、これは新鮮でした。正直これだけでこの先も興味が続くだろうと思います。願わくば視点が京介とか桐乃とかにぶれてしまいませんように。
なお「俺の妹が」4巻までずっと強く感じていた「絵柄」問題は、ヒロインたちに関しては改善されています。特に黒猫は、「萌え」に寄せて安定しており、安心して読み進めることができます。なお、ストーリーに関係のない扉絵にはおそらく作者が一番得意なのであろう「エロ」に寄せたイラストが掲載されています。(このあたりは好みによって良し悪しです。自分はあっても構いませんがすごくうれしいというわけではありません。)
おそらく、カバーイラストは原作3巻のもののオマージュだと思うので比べてみると絵柄の違いが分かると思います。あと、黒猫が描かれているコミックス「俺の妹が」2巻と比べてみると絵柄の改善が実感できます。
ちなみに、少女以外のキャラ(特に京介)も改善されていますが、背景や描き文字などは相変わらずです。
この1巻では自己紹介で失敗し、クラスで孤立しつつある黒猫とそれが心配な京介、桐乃の不在で接近した二人の距離、そして黒猫の漫画持ち込みに付き合う京介などが描かれます。
それにしても、桐乃のような「妹様」ではない普通の人相手にこれだけお節介を焼く京介は、「面倒くさい」人や「暑苦しい」人をちょっと通り越して、もしかしたら「ちょっと危ない」人になってしまいそうです。おせっかいを焼かれる側の気持ちが彼のほうを向いていなかったら、ストーカーやセクハラと取られても(あやせの(ツンのときの)態度がそのものです)仕方のない言動も多くあります。これが「人生相談」の一言で好意的に受け取ってもらえるのは、好き嫌いの激しく分かれるキャラではありますが、やっぱり原作は桐乃あってのものだったかな、と再認識させられることになりました。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
すっかり黒猫派に。
本家のラスト近くで桐乃に転びかけましたが。 -
高坂京介の妹である桐乃が留学して一か月後、桐乃の友人である五更瑠璃こと黒猫が京介の通う学校に後輩として入学することになる。こうして京介は、実は貧乏ながらも家族思いの黒猫と日常を過ごすことになったのだ。
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先々週ぐらいから脳がアイドル状態の時にぼんやり黒猫について考えているので、コミックにも手を出してみた。
でもなんか残念だが絵柄が苦手だったんでいまいち... シンプル系の線なのに時々ムダにエロっぽいのがなんか苦手(別にエロいのが嫌いなわけではないんだが)
しょうがない、今度は原作でも読むか... -
表紙よりも中身のほうが可愛い。黒猫の可愛さをうまく描かれたいけださくら先生2巻も期待してます(^^)/
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なんだ、きりりんがいなくても十分面白いじゃないか…
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おもしろくない
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泣き顔が素敵。痛いキャラは泣かせてこそ輝くのですね