チェンライ・エクスプレス2 (電撃文庫 ひ 9-2)

著者 :
  • アスキー・メディアワークス
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本棚登録 : 28
感想 : 6
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  • Amazon.co.jp ・本 (344ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784048868020

作品紹介・あらすじ

三年前、王国中を震撼させた『チェンライ・エクスプレス』の列車脱線事故。人外たちの運命を一変させた悲惨な事故の裏側には、ある人物の邪悪な思惑が隠されていた…。事故で人造人間になってしまった少年、両親を失ってしまったエスパーの女の子、結婚間近の恋人と生き別れたメデューサ、脱線を防ごうとして罪を着せられた狼男、-国内初の巨大テーマパークを舞台に、それぞれの過去に決着をつけようとする人外たちの雪辱戦が繰り広げられる。未熟で欲張りな人外たちが大活躍する疾走ファンタジックアクション第2弾!死者が一晩だけ蘇るという鎮魂祭の夜、物語が動き出す。

感想・レビュー・書評

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  • 10人を超える登場人物がタイトルのエクスプレスのごとくそれぞれに駆け抜け,最後はキレイにまとまってホロっとなる群像劇ラノベ.前巻がかなりの完成度だったけど,その良さをちゃんと引き継ぎつつ,さらに盛り上がる展開で,とても面白かった.登場人物が多いのに,それぞれがちゃんと活躍して,物語の重要なキーとなっているところがすごい.最後のオチは反則級,ジーンときた.

  • 架空の国・チェンライを舞台にしたファンタジー群像劇。前作よりはレベルが上がったかなー。

  • 驚いた。前巻と比べて構成力が上がっている。読みやすくなっている。
    新キャラ、旧キャラ入り乱れて、まさしくお祭り騒ぎで物語は進行します。
    多少ご都合主義な展開もあると感じましたが、登場人物達の魅力にかかれば、そんなこと気になりません。

    もっと売れても良いラノベの一つに上げられてもおかしくない一冊です。群像劇好きな方は是非一読してみてください。

  • 早くも2巻登場!
    列車で繋がる人外物語に心踊りました。
    やっぱり群像劇大好きだ。
    まだまだ語ることが多そうな物語なので、3巻早く出ないかな。

  • めくるめく人外たちの馬鹿騒ぎ、2巻

    新しく建設された巨大テーマパークをめぐっての
    光と闇の物語

    次々と沸き起こる悪夢のような出来事に飲み込まれていく中
    たどり着く先にあるのは
    アトラクションの出口、ハッピーエンド——なのだろうか





    とてもスッキリした
    ちょっと誤字多かったかも知れない。編集何やってる!
    ジェリコが獣化するときの叫び声がけっこう好き

    あとあとがきがとても良かった。
    本編よりも、良かったかも知れない

  • 1巻が「ドミノ倒しのように連鎖する」ハッピーエンドだとしたら、この2巻は時限爆弾が一斉に爆発したような、そんな感じのハッピーエンド。

    文庫本1冊分、実はたった一晩を描いただけなのに、凄まじくボリューム感のある物語。「未熟で欲張りな人外たち」がバラバラなところで好き勝手に動いた結果が一点に収束して、最後は空に虹をかけて拍手喝采!みたいな。

    トウアやマナ、ケイ、ジェリコ、リ・リ・メイといった1巻からの登場人物はもちろん健在。そこに天涯孤独のエスパー少女や、恋人を失ったメドゥーサ、権力闘争に明け暮れる警察幹部、真実を追い求める凄腕記者、……

    それぞれのキャラ同士では大して繋がりはない。相関図書いても隙間だらけだと思う。それなのに、彼ら彼女らの願いや欲望が、どういう偶然か、最高のショーを演出してくれる。

    いやもう、鳥肌でした。ブラボォォォォオオオオ!

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