なれる!SE (7) 目からうろこの?客先常駐術 (電撃文庫)
- アスキー・メディアワークス (2012年8月10日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (296ページ)
- / ISBN・EAN: 9784048868532
作品紹介・あらすじ
毎度おなじみの社長の強権発動により取引先のオフィスに常駐勤務となった工兵と立華。常駐先は国内最大手のコンピュータ企業で、なんと藤崎の古巣だという。大企業なので、さぞかし豪華な業務環境に違いない…、と勇み立つ工兵。しかし、二人を待ち受けていたのはプロジェクトルームと呼ばれる、理不尽かつ不自由極まりない場所だった!いつもと勝手が違う環境で二人は苦境に立たされるが、そこで工兵が見出した一手とは!?萌えるSE残酷物語第7弾。
感想・レビュー・書評
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新キャラこええええええ!!!
そしてまさかの次巻引き!?
回を増すごとに修羅場度が増している、もはや「なれるSE」というより「なりたくねえSE」になってしまってますね。
あるあるな現場に突っ込まれても「主人公たちはがんばったから助かれたよ!?」というのがこのシリーズの本筋だと思います。毎回係る案件が違うだけで。
しかしこの7巻はこれまでの6冊とは格が違いました。
就職活動している学生が怯えそうなほど、夏向けのホラーです。
これを1巻目にしていたら、おそらく主人公崩壊でシリーズが終わっていたでしょう。却下した担当さんGJ!! -
PRが描写の通りなら、本体は5~6万以下でCeleron、メモリ1G、ディスプレイ19インチ以下、OSはもちろんVistaか7で良ければXP、Office起動もギリででかいファイルを扱えばエラー&再起動、 再起動に10分……とかで室見さんはブチ切れ必至ですよね? と、思いましたがそんな冗長描写はなく、それだけでもホッとしてしまった自分がいました。スペック足りないPC、恐いです。
それはさておき。
工兵さんが、客先常駐案件に駆り出され、狐顔のお姉さんに化かされながら、個人の限界を知る話。
読後感としては、今回のゲストヒロイン狐顔さんに振り回されて、狐につままれたような感覚(案件も、彼女の性格や恋人の有無や好意の行き先ですら曖昧で思わせぶり)。暗中模索のなか、全力投球しきって疲弊した室見さんに肩を貸しながら提灯の薄明かり(ひと気)を目指して必死で駆け寄ったら狐火でした、みたいな。
室見さんの後ろ姿の先輩としての力強さと物理的な華奢さに惚れ、カモメさんとのやり取りで下心を刺激されてモヤモヤして、梢さんの理想のヤンデレっぷりでゾクゾクして、橋本さんの近況で萌え萌えして、カナちゃんも、チラッと存在を主張してくる。こういう、前作までの繋がりもちゃんとありますよ、という描写がはいるところ、丁寧で好きです。 -
・相変わらず実体験に基づいた物語で、細部に至るまでリアリティのある話の展開
→面白く見せるために多少誇張はあるが、思った以上にフィクション要素の少ない話
・専門用語も極力使わないようにしている(or 使われてる用語を知らない人は読み飛ばしてもOKなように書かれている)のがまる
・扱っている題材のわりに起承転結がしっかりしており、正しくラノベしてる印象。文章も読みにくなくすんなり入る(うまいわけではない?)
→ラノベ定番展開の逆境→主人公(orその仲間)覚醒→解決を毎回ちゃんとやってるのでよい -
ライトノベルだけど、内容はライトというよりヘビーな作品の7巻。
本来は一巻目のプロットとして考えていたらしいけれども、却下されたよう。そりゃそうだ。残酷すぎる。
改めて、うちの会社はホワイト企業なんだろうなと感じる。
後、今回は立華の謎な部分は露呈せず。今後、生活感のない部屋の理由や、今の会社に入った理由は明かされるんだろか。
後、今回は梢の黒い部分もあまり露呈せず。まあ、こっちはそういう場面があったけど、無理やりな気はした。今回は頼れる先輩の同僚という感じ(年下だけど)
それと今回気になるのは終わり方かな。これは次巻のつながる伏線なんだろうか。それとも、5巻と同じ、ホッと一安心した後の緊急業務というオチか。
ところでこの本の発売日と同時に公式サイトもオープンしたよう。
http://nareru-se.dengeki.com/
このサイトの予告があった時は、てっきりアニメ化だと思ったけど、ボイスドラマだった。聞いてみたけど、こっちも面白くなりそう。つづきが楽しみ。 -
相変わらず面白いけど、相変わらずすごい内容…。
個人的に今後転職する機会があっても、SEにだけはなるまいと改めて心に誓いました。
そんなわけでこの「なるな!SE」の第7巻。
今回は例によって社長の無茶ぶりから大手企業のプロジェクトに参加。
相手のオフィスに常駐勤務することになります。
一流企業のオフィスで働けると意気込む工兵。乗り気のしない立華。
そんな彼等がおかれたのは、奴隷もかくやというほど酷い状況でー。
細かい専門的な部分は素人ゆえイマイチ理解できないけど、ストーリーや展開は充分に堪能できます。
SEなんてなるもんじゃないね! -
客先常駐たいへんだ。
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順調に読み進めていたこのシリーズですが、あらすじを読んだ感じが嫌な予感しかしなくて、積ん読になっていました。。でも、読んでみたら面白かったです!先方の担当者には無茶苦茶イライラさせられましたけどね。
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図書館
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顧客先常駐、やったことはるけど、これはひどい。ここに描かれている状況って本当?とは思ったけれど、身を守る証跡を残す。自分も心がけていることでもあるので、改めて大事なのかも〜と思った。