GENESISシリーズ 境界線上のホライゾン (5)下 (電撃文庫)

著者 :
  • KADOKAWA/アスキー・メディアワークス
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本棚登録 : 451
感想 : 11
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  • Amazon.co.jp ・本 (1000ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784048868556

作品紹介・あらすじ

毛利領へ侵攻した羽柴勢に対し、武神を主体にした新たな戦術で六護式仏蘭西が反撃を開始した。歴史のターニングポイントとなる織田・信長自害の"本能寺の変"へ向けて、世界は徐々に向かい始める。一方、関東では、武蔵を強襲した北条勢を逆手にとって、武蔵は滝川・一益と北条による"神流川の戦い"の歴史再現を遂行したが、武蔵は校則法で定められた夏休みを目前に控え、遅れていた行事もこなさなければならず、更には真田の偉い人が…。羽柴vs六護式仏蘭西、武蔵vs滝川。新たな歴史再現へ向けて動き出した各国の行方は!?

感想・レビュー・書評

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  • P.A.Oda勢の片桐・且元(かたぎり・かつもと)は、武蔵の教導院が修学旅行をおこなっていないことを問題視し、正純は移動教室をおこなうことで妥協を図ります。移動教室の舞台となるのは、学長の酒井・忠次(さかい・ただつぐ)の提案により、竜属の棲む真田の地にきまります。そこには、元信の弟である松平・信康(まつだいら・のぶやす)の研究所があり、正純たちはそこにのこされた世界の秘密に近づいていきます。また、ホライゾンと喜美がけしかけることで、ネイトと浅間がトーリをめぐる自分たちの気持ちにあらためて向きあうことになります。

    今回は移動教室という設定もあり、本編のストーリーはあまり進行せず、真田の竜との三連戦がメインになっています。

  • 上巻と同時購入

  • 表紙は話題になるまで気が付かなかった。
    まあ、買うときに見るくらいだからねぇ。。。

    内容はなんとなく<中巻>って感じで。
    多分、イベントが全部終わりきっておらず、「次」への展開が始まっているせいではないかと。

    そろそろクライマックスも近いのかなぁ?

  •  ついに男が表紙に・・・これあかんてぇー。
     去りゆく者、託された意志を受け入れるのもまた残され受け継ぐ者の運命なのかね。
     今回のホライゾンが出した境界線上に至る答え、そして夢を果たすために行動を移す強欲に。
     一つ一つ現実と理想を織り交ぜながら、決して止まることなく共に歩こうなんなら先で待っててやるから追いついてこいよと語りかけるようなセリフたちはやっぱり見ていて心にストンと落ちてきます。
     次なる戦いは4つの陣営が入り混じあうバトルロワイヤル、誾さんも正式編入してさらに人員増強とワクワク展開、次こそはノリキが主役になるとき!
     しかし、織田勢にも砲撃巫女かぁまさに武蔵と正逆の立場になりつつあるね

  • はいまた鈍器に戻りました約千頁。表紙最初は新キャラかと思ってたけど全裸でした。でも、表紙を飾るだけあって片桐の相談には、喜美仕込っぽい姉系説教かましたりして、なかなか良いキャラでした。移動教室ではほぼ対竜戦、二代とぎんが仲良くなって、最後はホラ子の自分相談室で締めたり。次巻は歴史再現凝縮計画で北条が賑やかになりそうな予感。

  • うーむ、面白かったといえば面白かった。でも不完全燃焼感。
    (下)というより(中)という感じでした。
    巻が進むにつれキャラが多くなってチャットが賑やかになったためか、もしくは人狼女王と浅間&ネイトの描写が多すぎるせいか。
    いずれにせよ序盤(1~3巻)と比べるとスムーズに進行してないように感じてしまうのが(中)という印象を強めているのだと思います。

    あと最近の外道会話、ちょっと特定人物に対して厳しすぎて胃が痛くなることもしばしば。イジる量も多いし。
    2巻ぐらいに外道度を減らしてくれるといい感じだと思います。

    でも誾さん×二代のタッグは素晴らしかった!境ホラのベストタッグに躍り出たと思います。
    次の6巻は大波乱が待ってそうで楽しみ。

  • 真田で天竜戦。
    誾さんいっぱい戦ってて大変俺得でした…。
    あと片桐君可愛いので今後も生暖かく見守っていきたいです。

  • 「女装」回であった。兎にも角にも「女装」。表紙のも前巻の章扉に出てる姿と同じだったはずだったんだがすっかり忘れていたのでカバー外してビックリした。

    そして内容としても今回のスポットは全体的にトーリだったのかな,って感じ。ロロ凸のお悩み相談とか,アサマチ・ネイト関係の話にしても中心にいるのは当然トーリなわけで。寝言のセリフとかも含めてトーリ周りの話が多かったなと。
    トーリは「不可能男」なんてもう呼ばれる筋合いはないほどにしっかりと総長兼生徒会長やってると思う。女装も奉納を高めるためでただの馬鹿ではない。

    あとはだいたい十本槍の話で,要するに終わりのクロニクルで言えばLow-GとTop-Gを対比するような話だったのかな,と。

  • 【読了】川上稔「境界線上のホライゾンⅤ(下)」 10月8冊目

    「境界線上のホライゾンⅤ」の下巻を読了。発売日の夜に買って、のんびりと3日くらいかけて読んでみた。ページ数は1000ページ弱。

    Ⅴで思ったのは、今までのⅡ、Ⅲ、Ⅳ、ってのは割と明確な主役回な人が設定されていたように思うんだけど、それがなかったかなと。例えば、Ⅱはテンゾーとメアリ、セグンド&フアナ、立花夫婦だったし、Ⅲはミトだったし、Ⅳはウッキーもげろだった。

    でもⅤに関しては、最後まで読んでもあまり誰かにフォーカスした話と言うわけでもなく、ものすごく群像劇な感じの巻だったなぁとという印象で(正直なんの話だったか読み終わっても頭に残ってない)、なんとなく、後半戦に向けたタメ回なのかなと思った。強いて言えば武蔵組全員が主役というか、掘り下げ回だったんだろうか。

    上巻もそうだったけども、すごくバトルシーンが多くて、正純は本当に戦争が好きなんだーと思うしかない。交渉シーンがあまりない。バトルに始まり、バトルに終わった気がする。そんなⅤでした。

  • 北条戦本番だと思ってたらドラゴンスレイヤーな話だったで御座る。終わクロ同様、“竜”の話はアツくていいねぇ。話の根幹に関わるところも絡んできて、さらにこの幕引き、続きが楽しみです。片桐くんがいろんな意味で不憫キャラ。この表紙を見たら納得するか。十本槍が部分部分武蔵勢とキャラ被ってるのも意図的なんだろうなぁ。とりあえず酔いどれメアリが非常に可愛かったので点蔵はもげ(ry

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著者プロフィール

第3回電撃ゲーム小説大賞<金賞>受賞作『パンツァーポリス1935』にて作家デビュー。代表作は『風水街都 香港』『機甲都市 伯林』を始めとする「都市シリーズ」や『終わりのクロニクル』シリーズ、『境界線上のホライゾン』シリーズなど。

「2022年 『EDGEシリーズ 神々のいない星で 僕と先輩の超能力学園OO〈下〉』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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