キノの旅XVI the Beautiful World (電撃文庫)
- KADOKAWA (2012年10月10日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (254ページ)
- / ISBN・EAN: 9784048869805
感想・レビュー・書評
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いつも通り、良いのもあればそうでもないのもあったり。
死人たちの国、恋文の話は分量の割に落ちが大したことなくて残念。
血液型の国は先が読めちゃった。社会風刺は結構だけど、浅いんだよなー。
飲酒運転の国は、同じく社会ネタではあるけど、パンチが効いてて良かったと思います。
フォトの話2本はイイネ!他の3組にはない、心温まるハッピーエンド。前巻は都合がよすぎるくらいでしたが、レギュラー入りした今回は、『キノの旅』らしい感じで、決して安易な「めでたしめでたし」にもっていかないあたりはさすが。
年1回の楽しみです。 -
今回も風刺系のがあったり、ほんわかした話があったり。
キノの旅なのにキノだけじゃないという。笑
フォトのお話は結構好き。
人を幸せにするのが好きなんだなあと。
今回はなんだかパンチがきいた話が少なかった気が。
もう少し読者に最後を委ねてもいいのかなあと思ったり。 -
久しぶりに読んだ続編も
相変わらずの作風と雰囲気で
サクッと楽しめた。
でも今回はネタが少なかったかな?
最後のフォトの日々「残されたもの」は、じんわりくる温かい作品で良かった -
今回も、キノ・師匠・シズそれぞれの話があり、面白かったです。
特に、フォトシリーズ(?)は考えさせられました。
理由がわからないけど、体に残る寂しさは久しぶりに効きました。
後書きもなんだかしんみりしてしましました。 -
惰性で買ってるな、と思ってたけど久々に心からおもしろい!と思った。
フォトが真っ直ぐすなおに感じて生きてる様がたまらなく愛しいと思う。 -
死人達の国と残されたものが印象深い。
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年に1回の楽しみとして待っているこの作品がまた発刊され、嬉しい限りでした。
自分はフォトの物語が、人の気持ちを肌で感じられてよかったと思います。
血液型の国は、少し前の日本を見ているようで懐かしかったです。
また来年もこの作品が読めることを願っています。 -
のっけからグロテスクな描写はあるものの、全体を通して変な気持ち悪さは無かった。ただ、作者特有の読後のやるせなさは継続して味わえる一冊。
純粋に、世界を見てみよう。とでも言うような話。
伝えるって、こういう事だよね。という話。
今回のあとがきは、読みにくい。けど、それがただのネタだけで終わってはいない...ような気がする。