ドラフィル! 3 (メディアワークス文庫 み 3-5)

著者 :
  • アスキー・メディアワークス
3.81
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本棚登録 : 235
感想 : 24
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  • Amazon.co.jp ・本 (415ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784048915281

作品紹介・あらすじ

再び季節はめぐり、次の竜ヶ坂祭りに向けて練習を続ける『ドラフィル』のメンバーたち。しかしそのさなか、響介のもとにある奇妙な依頼が舞い込んだ。依頼者の名は、七緒の育ての親であり、彼女を見捨てたはずだった女性-一ノ瀬真澄。その内容は真澄の姉であり、世界的ヴァイオリニストの羽田野仁美が所有するヴァイオリンの鑑定であった。所持した者に不幸を呼ぶという呪いのヴァイオリン"チェリーニ"に酷似した、その楽器の正体とは?そしてドラフィルの演奏会の行方は-。

感想・レビュー・書評

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  • カキ氷 52 人分を一人に買いに行かせるかっ! それにしても重いわ熱いわできて、最後は七緒の思わせぶりな台詞で幕引きか。まぁ、きっとそうなのだろう。物語はすべてページを繰り終えても、七緒や響介が同じような調子でドラフィルを続けるのが目に浮かぶ。

  • シリーズ完結。2冊目の後半から少し飽きてきていたのだが、最後まで読み切ってよかった。

  • とりあえずシリーズ完結作。

    最後まで飽きない、よい作品だった。

    若干予定調和気味であるが、それもまたよい。

  • 家族の物語ですね。音楽のお話しでもあるんだけど。
    警官の純情話すきかも。

  • なんだか色々あってこれ全て回収できるのかとハラハラもしましたが、もう大丈夫だなと一息着くことができる終わりに安心しました。日本一にしてください。二人だけじゃなく、みんなの力で!

  • 評価:☆4.5

    商店街の個性的なメンバーで贈る「音楽とそれを愛する人々の物語」、シリーズ最終巻。

    第一、第二章は今まで通り、竜ヶ坂商店街の人々の物語。第一の駒沢と先生の、音楽が起こした必然にはウルっときた・・・こういう話には弱い(ノд`)

    そして第三・第4章では七緒と羽多野仁美の関係にも一つの決着が。
    徐々に謎が明らかになっていく作りは相変わらず上手い。

    母の想い、その真相を知って恐怖すら感じていた七緒ですが、世界を変えうる唯一の音楽をもってして響介達ドラフィルメンバーをまとめ上げて自らの生き方・信念を示す演奏シーンは圧巻でした!

    響介もまた、音楽人としての自分なりの在り方を見つけることが出来た綺麗な締めだったかと。
    エピローグの舞台が使えなくて炎天下で野外演奏というドラフィルらしい締め方も温かくて良かった。

    全体的に非常に綺麗に纏まっていて読みやすいシリーズでした。

  • 季節は巡り、次の竜ヶ坂祭りに向けて練習するメンバーたち
    そんな中、七緒の育て親であり、彼女を見捨てたはずの女性一ノ瀬真澄から奇妙な依頼、呪われたヴァイオリンチェリーニの鑑定が舞い込んだ。
    商店街の個性的な音楽好きが奏でる物語の最終章

    最後のオーケストラシーンはホントに素晴らしいですね!
    音という文章で表せないものを上手く表していると思います。
    いつも読んだ後に思うんだけど、ここで奏でられる楽曲をしってから読むと深みが全然変わるんだろうなと思うんですけど、今回も忘れて読み始めてしまいました(笑)
    今回は1章ずつ単独で繋がりがなかったのがちょっと残念だけど、いい作品でした!

  • 20140918

  • もう少し続くかと思いきや完結作。
    家族愛がテーマになっている。

    1巻にあったオーケストラをまとめ上げる内容は薄くなっていて、主人公達を取り巻く家庭問題をズルズルと引きずりながら進行していく

  • 2014年3月27日~

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著者プロフィール

1983年千葉県生まれ。 第16回電撃小説大賞≪金賞≫受賞作『ヴァンダル画廊街の奇跡』(電撃文庫)でデビュー。著書に「特急便ガール!」シリーズ、「ドラフィル」シリーズ、『キーパーズ』『スプラッシュ!』『美の奇人たち』(いずれもメディアワークス文庫)。『ギンカムロ』『弾丸スタントヒーローズ』(共に集英社文庫)など。

「2018年 『星降プラネタリウム』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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