OP-TICKET GAME (電撃文庫)

著者 :
  • アスキー・メディアワークス
3.66
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本棚登録 : 157
感想 : 23
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  • Amazon.co.jp ・本 (296ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784048915311

作品紹介・あらすじ

願いが叶うチケットがあるという。それは学校伝統のチケットで、使用者の願いを叶えるのだ。そのチケットを手にすることができるのは男子に限られ、そして願いを叶えるのは同級生の女の子だという。その名は-おっぱいチケット。…伝説は本当に存在する。-揉むか揉まれるか。"夢と希望"、そして"絶望"が表裏一体となった伝説のゲームが幕を開ける!『扉の外』『アトリウムの恋人』の土橋真二郎が贈る、最新"ゲーム"小説。

感想・レビュー・書評

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  • 近年稀に見るバカ小説(褒め言葉)

    女子の名前が書いてある「おっぱいチケット」を全て集めると、その女子のおっぱいを揉める
    そんな夢と希望に満ち溢れた「おっぱいチケット」をめぐる男の子たちの苦悩と挫折を描いたお話し

    はっきり言って、作家も企画を通した編集もバカだろ(最高のほめ言葉)

    よりによって、それを書くのが土橋というものすごいギャップ

    ゲーム性については安心の土橋品質
    トレードも実際にやったらそんな感じになると思うし
    エクストリームスカートめくりもパンチラ軍人将棋もゲーム性は他の作品に劣らない
    ただ品性だけが完全にマイナスのベクトルにぶっちぎれている(笑)

    ゲームの最後のオチは個人的に予想していたのと逆の手順だっただけで予想の範囲内
    ま、ある程度の伏線はあったしね

    土橋作品でもこんな方向にぶっとんだものが読めた意外性がなおさら面白い
    中途半端に正義ぶった主人公の話より、こんな主人公の方が好きだ
    この話しに続編はないだろうけど、こんな方向性の土橋作品も出して欲しいなぁ

  • シュレディンガーのパンツ

  • 10枚集めると、名前の書かれた女の子のおっぱいを揉めるというチケットを懸けて争われるクラスの男子の戦いを描いた話。

    ストーリーがストーリーなので気になって買ってしまいました。なんと不純で純粋な話なのでしょうか(笑)

    チケットを懸けての心理戦、駆け引きは結構戦略的でなかなかの説得力。ただそれだけでは話が進まないので、そこでチケットを懸けた直接対決があるのですがその内容も、まあ低俗で(笑)

    女子のおっぱいやパンツに対する男子の崇拝ともいえる心酔っぷりもまた笑いを誘います。よくよく考えるとこの作者はいったい何を書いてるんだ? と考えてしまいそうなのですが(笑)

    この作者さんはもっとシリアスなゲームの話も書いているんですね。そういう系の話を読んでから、このような砕けた感じのゲームを読んだ方がもっと楽しめたのかなあ、と少し思いました。

  • んんんーーーーーー。
    いや、おもしろかったですよ?エクストリームスカートめくりとか、そのとてつもなくくだらないことに必死になっている姿はなかなかおもしろかった。
    しかしなあ、なんかなあ。もう、ちょっと、突き抜けてる感じがあっても良かったかなあ…。バカになっているようでいてどこかまだ「守り」が感じられたというか。
    イマイチ対象が決まりきっていない感じもなあ、まあそこが生っぽくていいのかもしれないけど…。しかし…。ま、私が幼馴染派だからかもな。

  • 高校男子の夢が詰まっている。
    バカらしいけど、真面目なバカらしさで憎めない。
    面白かったけど、得るものは全くない。
    でも…面白かった。

  • おっぱいのために奮闘する男子高校生の話。しょーもない話だが、チケットをめぐって争い、葛藤する主人公に共感できた(笑)。読み始めると最後まで一気に読んでしまった。

  • あまりにもおっぱいとパンツへの欲望に一直線で呆れるけど、これがこの2つではなかったら、例えばお金とか命とか人身とか、そんなものになってしまったらめっちゃ恐いゲームになりそうで、なるほど土橋ワールドだった。
    奪い合うものがおっぱいを揉む為のチケットだった為にすっごいばかばかしかったけど、ここまで必死になられたら、呆れるの通り越して面白かった。
    妙に哲学的。

  • コンプすると、おっぱいを揉めるチケットを巡って戦う話。
    馬鹿馬鹿しいけど、戦いはしっかりしていて楽しめた。

  • 馬鹿馬鹿しいけど嫌いじゃない。

    「殺戮ゲームの館」とか書いてるのと同じ著者とは思えない。

  • 土橋さんがこれまで書いてきたような、どうしたらこの状況を打破できるのか、どうしたら生き延びれるのか。そのために必死に頭と体を動かす真剣さが、そのまま「どうしたらおっぱいを揉めるのか」に注力して書かれた感じ。マジでくだらなすぎて笑いを禁じえない(褒め言葉)。よくやったなと思う、いろんな意味で。

    単体として読んでもこの真剣なくだらなさは面白いけれど、土橋さんの過去の作品を読んでいた人からすると、そのギャップもまた格別。

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著者プロフィール

土橋 真二郎:第13回電撃ゲーム小説大賞〈金賞〉を『扉の外』にて受賞。極限状態のキャラクターの心理描写がある。著作に『OP-TICKET GAME』『コロシアム』(共に電撃文庫)ほか多数。『生贄のジレンマ』(メディアワークス文庫)は金子修介監督にて実写映画化。

「2022年 『魔法少女ダービーII』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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