まいごなぼくらの旅ごはん 季節の甘味とふるさとごはん (メディアワークス文庫)

著者 :
  • KADOKAWA/アスキー・メディアワークス
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本棚登録 : 133
感想 : 15
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  • Amazon.co.jp ・本 (290ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784048921237

作品紹介・あらすじ

"おいしい旅"を、どうぞあなたに。
のんびりゆったり、フード&ロードノベル。

体を壊して失職し、亡き父の食堂を継ごうとする颯太。進路に迷って休学中の、食いしん坊女子ひより。
人生迷子な二人は、新たなメニューを探すため、そして料理にまつわる"物語"を紐解くために今日も旅立つ。
没交渉だった兄弟を結ぶ懐かしの味とは? 恋する男女が悩む"うつわ"にふさわしいメニューとは? 料理のできないひよりに作れる料理はなにか……?
東京から岡山は倉敷、栃木の益子、そして静岡の菊川へ。二人が歩む"おいしい旅"。のんびりゆったり、心温まるフード&ロードノベル。

感想・レビュー・書評

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  • 「季節の甘味とひかりの街 … 岡山県倉敷市」
    想い出に残るパンを。
    互いに意固地になってしまっているからこそ、誰かが背中を押してでも逢うことが重要だったのだろ。
    何を使って作っているのかなんて想像でしか分からないからこそ、忘れられないほど不味いものが出来上がったのだろうな。

    「料理と"うつわ" … 栃木県芳賀郡益子町」
    一人で抱え込み悩む。
    色々と忙しく周りを見る時間が無かったのかもしれないが、それではリーダーとしてはダメだろうな。
    迷走してしまっている時こそ当事者同士の話し合いよりも、第三者を挟んだほうが話しやすいこともあるのかもしれないな。

    「家族が作るふるさとごはん … 静岡県菊川市」
    迷っている姿を見て。
    あれやこれとフラフラと道を歩いている様子に気付いてしまったら、心配のあまり声をかけるだろう。
    暖かく迎えてくれる家族が居るからこそ安心して進めるだろうが、今生の別れでなくとも離れて暮らすのは寂しい事だろう。

    「旅カフェ『鳳来食堂』 … 東京都練馬区光が丘」
    モヤモヤを取り払う。
    援助してくれる気持ちは嬉しいことではあるが、実際に暮らす者の意見を却下するのは違うだろうな。
    これから長い時を共にするのであれば、始めから話し合う機会すら諦めずに少しでも気になることは二人で解決すべきだろ。

  • 日常美味しいものシリーズ第二弾。
    前作同様ゆるく気持ちのいい時間が流れるが、あまり変化はない。

  • 旅している気分になるし、お腹も減る。
    楽しく読めました。

  • メッチャ面白かった‼︎

  • なんだろうなぁ、この二人の雰囲気。好き。ひよりちゃんはわかりやすく明るくて太陽みたいな子なんだけど、颯太さんもぽかぽかしてるかんじでとてもよいね。

  • 今回も面白く。

  • 次に旅に出るなら岡山に行こうと思えた。
    二人の関係性はどうかと思うが・・・。

  • 亡き父の食堂を、いつか再会する事を目指している主人公。
    常連の願いを叶え、先輩が作った陶芸を見て
    手伝ってくれている女の子の母親を説得して…。

    手伝ってくれているからごあいさつ、と言われても
    何だか別の『ごあいさつ』のように思えてしまいます。
    3話分の短編に、エピローグの短編。
    言わないと分からない、というのが軸、でしょうか?

    長年合わなかった兄弟の話もあれですが
    2話目の先輩の適当でいい発言は問題ありです。
    一度実家に…な3話目は、はらはらはしましたが
    ほっこりする話でした。
    ようやっと、という感じもありましたし。
    この流れでエピローグの短編は、納得するものがあります。
    言葉にしなければ、何も分からない、のですが
    それをするには、ちょっとした勇気がいるものです。

  • うん続けて読むと慣れてきたぞ!(^-^)食いしん坊なひよりさん重視で読み進めよう♪と思ったとたんに、ひよりさんの御家族登場(゜゜;)いろんな事がまだまだの颯太さんとひよりさん(^^;)いやぁ~しかし、まさか拓蔵さんと藤乃さんがねぇ(*^^*)

  • 温かい身近な料理に温かい人達が出て来る温かいお話。旅カフェ行ってみたくなる。

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著者プロフィール

静岡県出身。六月生まれ。電撃文庫『スカイワード』でデビュー。『永遠の庭で、終わらない恋をする』(MW文庫)など。

「2023年 『百鬼夜行とご縁組 あやかしホテルの契約夫婦 二』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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