なれる!SE15 疾風怒濤?社内競合 (電撃文庫)

著者 :
  • KADOKAWA
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本棚登録 : 200
感想 : 11
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  • Amazon.co.jp ・本 (248ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784048926102

作品紹介・あらすじ

目指せ!上場企業!? なんとスルガシステムが株式公開の準備に入るという。その体制づくりのため総務部への誘いを受けた工兵は、いずれは役員として経営陣に……という途方もない話を前に、自らのキャリアについて思い悩む。
とはいえSEの仕事も待ったなし。アサインされたのは、総合商社二社のシステム統合という大きな案件。しかも提案作業のパートナーはかつてのライバル、アルマダ・イニシアティブの次郎丸で!?
さらに、その案件は別ルートから立華&藤崎コンビも受注を狙う、社内競合案件だった! 果たして工兵は、最強の敵に勝てるのか!?
昨日の敵は今日の友、昨日の友は今日の敵!? 萌えるSE残酷物語、風雲急を告げる第15弾!

感想・レビュー・書評

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  • バトルものでよくある味方同士での戦いみたい。バトルマンガと違って本書ではどちら側も「正気」なので、裏をかく頭脳戦。このシリーズで「次へ続く」は珍しい。

  • 確かに気にはなってた。工兵の入社以前に、致死量ほどのタスクがあったわけだけど(入社後もそうだけど)、如何にしてそれだけの仕事を受注していたのか。室見と藤崎のコンビがここまで強かった理由が明らかになる一冊。
    そして梅林さんカッコいい。イグゼク・ソルの上長に啖呵を切ったのもそうだし、何より「営業がプロジェクトをやっていけない法がどこにある」という言葉に痺れた。ITは製造に営業やらせるくせに、営業はプログラムの一つもできないからな。

  • 削った方がテンポがよくなるのですが、ページが減りすぎて商品にならないというジレンマ。

  • 次郎丸縁さん、あまりにもワーカホリックすぎる……。     
    薬院さんの出番が少ない……けれどナンバーツーに迫る勢いのナンバースリーです。

  • 社内競合というのは経験が無く、なかなかスリリングで面白かった。結局勝負の行方、工兵君の総務部異動のはなしはどうなるのだろう。次巻が楽しみ!

  • 夏海公司のなれる!SE15を読みました。
    なれる!SE16とあわせて社内競合のお話を最後に、なれる!SEシリーズも完結しました。

    終わってみると最後のお話はSEがテーマの物語なのに池井戸潤のような展開になっていました。
    さすがにちょっと無理があるよなあ、と思ってしまったのでした。

    とは言えシリーズ全体は面白く読ませてもらいました。
    登場するキャラクターも魅力的だったし、SEと言う仕事に対する指摘も当を得ていたと思います。
    また同じような設定の小説が書かれるようだったら読んでみたいと思いました。

  • 表紙は相変わらず萌え絵で恥ずかしいのでラノベは絶対電子書籍で買うことにしている。BookWalker 万歳!
    さてさてネットワークSIお仕事小説としては、SDNなどトレンドを織り交ぜた王道な提案展開だと思うけど、内容はラノべとは言え意外とちゃんとしている。でもネットワークエンジニアじゃないと書いて有ることわかないと思うんだけど。書いてあることはまあちゃんとしているので、若干大袈裟に書いてあるけど、基本 SIの仕事はこれくらいブラックです。仕事ができる人に仕事が集まっちゃうので、逆に暇持て余していると、いつの間にかその人は会社の席がなくなってるよね。
    ネットワーク系ではないけど、SI経験者の自分が言うのだから間違いない。怖い業界だ。ブラック or 退社の世界。
    それにしても、この話この巻で終わらなかったな。
    なんでこんな中途半端なところで区切ったのだろうか?
    あと、1年ぶりの新刊とか前の話完全に忘れてしまうので、もう少しこまめに刊行してくれー!

  • 無名SIベンダーにSEとして勤める主人公が苦境に立たされつつも仕事を進捗させていくラノベです。今回は大企業の経営統合によって巨大インフラを新規構築する案件の提案書を作成し、何とかして受注しようと奮闘します。ラノベという枠組みのなかでは珍しい「仕事」をテーマにした作品で、僕の大好きなシリーズです。今回もハラハラドキドキ、熱い展開が繰り広げられていて面白かったです。

  • 続くって感じなのねー
    一つの会社で違う商流から同じ案件を受けて、社内で競合するとかあるんですね。中規模の会社にいたけど、そういうことなかったな。知らなかっただけかも知れないが。
    ギリギリの性能で提案するのもいいけど、拡張性どうすんのよとは思う。

  • まさかの未完結。今までも次巻に続く終わり方はあったけど、プロジェクト自体はきっちり一巻で終わらせていたというのに、今回は終わらなかった。あれだけ逆転につぐ逆転劇があったというのに、まさかここで終わりだとは思わなかった。ただでさえ刊行ペース落ちているというのに……。早く続きが読みたい。
    それにしても、とにかく面白かった。次郎丸の「私に倒される前に他の人間になんて負けないでください」なんて熱い言葉はどこのバトルモノかスポーツモノかと。後、過去のゲストがどんどん登場してきて、終わりに近づいているんだろなという感じ(しかも、無理やりだしているという感じではなく、話の流れで自然に登場している)。しいていうなら、業平産業の橋本課長がでてこなかったけど、この流れなら次巻ででてくるんじゃないかと思った。
    でも、さすがに工兵が梢に自分が気があるわけではないと思っているというのは無理があるような気が……。でも、そういわれてみればはっきりと認識してたわけではないか? なかったっけ?
    それと、あとがきには何も書いてないけど、次巻が最終巻じゃないかなと思う。つづきが、楽しみだ。

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著者プロフィール

2007年『葉桜が来た夏』で第14回電撃小説大賞<選考委員奨励賞>を受賞。代表作に電撃文庫『なれる!SE』『ガーリーエアフォース』などがある。

「2021年 『僕らのセカイはフィクションで』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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