はたらく魔王さま!17 (電撃文庫)

著者 :
  • KADOKAWA
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本棚登録 : 195
感想 : 12
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  • Amazon.co.jp ・本 (328ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784048928922

作品紹介・あらすじ

正社員登用試験に落ちた悔しさを仕事にぶつけ、いつも以上に神クルーっぷりをみせる魔王。だが、異世界エンテ・イスラから日本にやってきて以来ずっと掲げていた目標を失い、見た目とは裏腹に落ち込んでいた。
 さらには、何者かに襲撃され可愛いニワトリの姿で弱ったままのカミーオや、「大魔王の遺産」最後の一つ「アストラル・ジェム」の行方など、解決すべき問題も山積みだった。
 そんな中、カミーオ襲撃の鍵を握ると思われる存在が代々木周辺で目撃される。天祢と共に現場に向かった魔王は、そこでワニのような悪魔と遭遇。なんとか確保したものの、六畳一間のヴィラ・ローザ笹塚201号室で世話をすることになり、仕事にプライベートに、魔王は心の休まる暇がなくなってしまい……。
 一方マグロナルドでは、店長の木崎に異動命令が出たことで、恵美や千穂を始めとしたクルー達に動揺が広がっていた。木崎と今後について話す魔王を見て、恵美と千穂は魔王が日本に留まる理由がなくなるのではと、不安を覚え始める。エンテ・イスラに戻るのか、日本で仕事を続けるのか、今後のキャリアをどうするか悩み始めた魔王のとる選択肢とは──。
 お仕事成分多めでお贈りする、庶民派ファンタジー第17巻!

感想・レビュー・書評

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  • 日常とファンタジーを良い感じに進めてきた。

    魔王はまだ働き続けるし、異世界の事情も終幕に向けて少しづつ動き始めた。

    最後に不穏な雰囲気を漂わせながら終わったが、このまま勢いで最後まで締めていってしまうのかしら?

  • 【電子書籍】正社員登用試験に落ちてしまったが気丈に振る舞う魔王。そんな彼に木崎が告げたのは、マグロナルド幡ヶ谷店から異動するということ。目標を失い今後について悩み始めた魔王だったが、ある一つの決断をして…。気が利くのか無神経なのか分からないのが魔王の持ち味だけど、そこが登用試験に落ちた原因かもね。さて、今回はいよいよ魔界に乗りこみますが、怒濤の勢いで物語が進み、これまでになく興奮しながら読み進めることになりました。とても気になるラストシーンに次回への期待が高まります。

  • 読了。世界観は違うけど、単身赴任?介護?転職?などを彷彿させている……。ファンタジーだけど、この日常感が好きです。でも、これからどうなる⁈

    #読了
    #読書好きな人と繋がりたい
    #和ヶ原聡司

  • まおうのマグロナルド正社員登用試験の結果、木崎の将来、恵美の気持ちの変化、そして舞台はまた日本を離れ…

    今巻は全体的にゆるやかな流れで進み、最後にちょっと大きな動きがありました。次巻が気になる!(>_<)

  • 自営の飲食業だけはやめとけ。

  • 真奥が正社員登用試験に落ちたり、イグノラが来たりと物語が動き出している一冊でした。しかし相変わらず余り話は進まず。だが、天界の思惑も動き出したので、そろそろ進んで欲しい。

  • 就職活動や仕事のあり方や社会の仕組みがじっくりと語られたり、氷河期を何とか抜けた一応社会人としては、結構心にぐっさりくる展開でした(笑)
    その点で真奥の落ち込み方に感情移入しそうに…;
    そして、エンテ・イスラ側の問題も深みに入ってきた様子で目が離せない展開。

    全体的には大きな戦闘や目を引く展開がなく、平坦な話でしたが、次に大きく動く予感がある終わり方だったので、続きが楽しみです。

  • 久しぶりの本編な魔王さまは、なんだか経営論も乱れ飛ぶお仕事メインの回だった。
    というか、いろんな人が将来について悩む回かな。
    それにしても魔王が正社員になるかどうかに世界の命運がかかっているという、いや、なんとも魔王さまらしい展開だ(笑)

    そして、まさかの木崎店長の異動決定。
    えー!? 唯一異世界関係ない頼れる大人キャラだったのに、木崎さん、ここで一旦(?)さよならですか。
    ちょっと寂しいです。
    このあとのマグロナルドが不安だ。
    もしかして新しい店長と真奥の対決とかあるのかなあ?
    いやまあその前に、エンテイスラの大戦なんだろうけど。
    魔界に戻った真奥が全く役立たずだったので、不安だあ。

    それにしても、本編中ではまだほんの一年しか経ってないんだ。
    あらためてちょっとビックリ。
    そろそろ終わりが近いのかな。
    うーん、どうだろう。

    ちなみに本巻の個人的感動ポイントは実は木崎さんのおじいさんの話。
    お店をやめてからお客さんが会いにきてくれたところで胸が熱くなった。
    そりゃ、木崎さんの理想だね。
    いつかまたそんな木崎さんと一緒に働けるように、頑張って、真奥。

    ということで、次回はもう少し早く出てくれると良いなあ。

  • 謎の生物?襲来だったり世界の危機なんだろうけど、そんなことより正社員試験不合格が衝撃になる、この軽い世界が好きです。最後の不穏な空気?木崎さんが3年後見据えてる世界が過去のモノがぐだぐだやってる程度のことで終わるわけがねーでしょう。そんな日常パートではサリエルに春の兆し。そういや有能だったけど木崎さんにも認められるくらいだったとは。久々に?あわあわしてるちーちゃんの挿絵が見られて満足です。

  • 謎を回収しては新たな謎(伏線)を撒いていき、正直、どこに落ち着いていくのかさっぱり見えないし、やはり物語の引き伸ばしに過ぎるのではと穿った見え方もしてしまう。連載漫画的に考えれば分かる構成なのだが、さてどうなっていくやら。

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著者プロフィール

第17回電撃小説大賞《銀賞》を受賞。『はたらく魔王さま!』で2011年に電撃文庫よりデビュー。他の著作に『勇者のセガレ』『ディエゴの巨神』(ともに電撃文庫)がある。

「2022年 『はたらく魔王さま! おかわり!!』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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