- Amazon.co.jp ・本 (322ページ)
- / ISBN・EAN: 9784048932363
作品紹介・あらすじ
迷家荘が大ピンチ! 自慢の温泉が出なくなってしまったのだ。さらに司貴は、座敷童子や妖怪たちの姿が見えなくなってしまい!? どうやらこれには迷家荘の前身「マヨイガ」と遠野の問題が関係しているようで……。
感想・レビュー・書評
-
妖怪たちにとって座敷童子歴が長い司貴の方が思い入れがあるみたいで、頑張ってる現役童子が少し不憫に思える。
ハッピーエンドのようなラストではあったが、迷家荘の温泉問題もあっさりエピローグで書かれていて、思わずスルーするとこだった詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
ラストシーンの美しい一枚絵を見たかったなぁ。
今回はそれぞれが相手を大切に思った物語。幸せになって欲しい。大事な人を思うとき願うのはこの想い。 -
前半、座敷童子も河童も妖狐も空太もほとんど出てこなくって寂しかった。酒呑童子がで出来た時には、司貴と同じ様に安堵した(笑)
-
妖怪が消えた話。恋の続き。昔の座敷童子の話。
-
作者の元警察官という経歴が存分に活かされている展開でした!妖怪たちが集まって裁判してる様子を思い浮かべると、本人たちは至って真剣だとは思うけど、微笑ましさを感じる。あと、今さらだけど題名になっている「代理人」という言葉も民法に出てくることに気づき、はじめから作者のカラーが全面的に出ていたことに、面白さを感じずにはいられません。それに、作者あとがきの、作者が実際体験した怪奇現象の話がやはり興味深くて面白いし、解釈の仕方が好き。毎巻、本編ももちろん楽しみにしてるけど、半分は作者あとがきの楽しみもある(笑)ただ、この作品のほぼ原作とも言える(私が勝手に言っているだけ)遠野物語の内容を私自身が忘れてしまっている箇所がチラホラ。また、読み返そうかな。
-
童子の出番が少なく、司貴や迷家荘の人間の奮闘ぶりが良かった。先代の童子はずいぶんと皆に可愛がられていたようで、忘れてしまった側も忘れられてしまった側も寂しい。
-
だんだんと話が大きくなっていく。風呂敷を拡げ過ぎな気もしますし、そろそろ終わりが近いのかな。
-
【誰かを想うとき、いつも心があったまる。座敷童子コンビが妖怪郷・遠野の謎に迫る!】
年の瀬迫る頃、迷家荘が大ピンチに! 自慢の温泉が出なくなってしまったのだ。原因を探る司貴だが、相談相手の座敷童子や河童たちの姿が見えなくなってしまい……!?
時同じくして司貴の夢に現れたハクタクと名乗る奇妙な存在。彼女の言葉から、この問題には迷家荘の前身「マヨイガ」が関係していることを知るが、意外な妖怪たちも現れ、次第に事件は遠野全体を巻き込む大問題へと発展していく。
妖怪との絆、九尾の謎、試練、そして恋愛――数々の問題に司貴はどう応えるのか!? -
「あやかしが消えた日」
夜空に浮かぶ人魂の正体は。
常に傍に居た者たちが突然消えてしまった虚無感はとてつもなく大きいだろうな。
でも、何処かで区切りをつけて前に進まなければならないんだよな…。
「金平糖の絆」
長老達の誤解を解く為に。
徐々に戦力をつけていく者が居たら些細なことで疑ってしまうのも無理はないのかもしれないな。
それにしても、彼自身が感じた虚無感を一体どれだけの妖怪たちが未だ感じ続けているのだろうか。
「九尾、よみがえる春」
900年振りに繭が孵化する時。
自分しか知らぬことなら幾らでも誇張することが出来るうえ、情報操作も簡単だろうな。
ただ、あの裁判があったからこそ皆の願いが一致したのかもしれないな。