いでおろーぐ!7 (電撃文庫)

著者 : 椎田十三

• KADOKAWA (2018年11月10日発売)

作品紹介・あらすじ

「領家さんには生徒会長選に出馬していただきたいのです」
「私はそういう人の前に立って話したりするのは……」
　生徒会長・宮前の薦めにより、気乗りしないながらも次期生徒会長選挙に立候補した領家。宮前の後ろ盾もあり、当選はほとんど確実に思われたが――。
「驚きましたわ。あなたが……立候補なさるなんて」
　生徒会内部からの伏兵、庶務の佐知川による数々の妨害工作の結果、選挙戦は波乱の展開に。
　そんな混乱の中、大性欲賛会の過激派により高砂が拉致されてしまい――!?
　リア充爆発アンチラブコメ、最終巻！

感想・レビュー・書評

[芳樹さんの感想 · 2023年11月26日]

【Bookwalker読放】反恋愛主義青年同盟部の活動を描くラブコメもついに最終回。領家の生徒会長への立候補を発端として、反恋部と生徒会、そして大性欲賛会との直接対決が描かれる今回で、特に敵に拉致された高砂が”リア充”になるように、洗脳させられていく過程は恐ろしいものがありました。さて、本作品を通じて『反恋愛』を謳いながら、相思相愛『自己矛盾のイデオローグ』である高砂と領家の二人が、この先どんな未来を進むのか。6巻第3話で予想される未来のどちらに至るか分かりませんが、皆が幸せになる未来に辿り着いてくれれば良いなと思います。

著者プロフィール

第21回電撃小説大賞《銀賞》を「いでおろーぐ！」にて受賞。2015年、同作にてデビュー。

「2018年 『いでおろーぐ!７』 で使われていた紹介文から引用しています。」