- Amazon.co.jp ・本 (322ページ)
- / ISBN・EAN: 9784048936286
作品紹介・あらすじ
遠野の旅館「迷家荘」には妖怪をはじめ、いろんな問題を抱えた人たちが集まる。それは京都に住む妖怪退治のスペシャリスト「陰陽師」たちもご多分に漏れず……。
近頃、占い師として有名な陰陽師・久我凪人。彼とその弟の綾斗は、座敷童子がいるという遠野の旅館をお忍び旅行で訪れる。だが、もちろん観光旅行などではなく……。司貴・座敷童子のコンビは、「鎌鼬」や「式神」の問題に関わることで陰陽師兄弟が抱える悩みを知るのだが――!?
遠野と京、人と妖怪、そして陰陽師――意外な接点と“あの人物”も登場する新章「遠野・陰陽師編」開幕!
感想・レビュー・書評
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前作の酒呑童子もだが、問題が解決して消えてしまうのかと思わせつつ、あっさり復活。
今作でもしかり。キャラとしてはいなくなるのは寂しいけど、なんかしっくりしない。
陰陽師絡みは次巻にも続いていくようだ。
怪しげなラストだったけど、きっとほっこりまとまるんだろうなぁ。
管狐たちの「脳が小さいから」と物事にこだわらないとこが好き。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
陰陽師兄弟が現れ、最後には晴明…座敷童子と晴明。司貴と晴明。どうなの?どうなるの?
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鎌鼬って薬も塗ってくれるとは知らなかった。人外たちの流鏑馬が楽しそう。何だかんだでお祭り騒ぎしてると安心。
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【遠野を訪れた陰陽師兄弟、その目的とは!? 笑って泣ける平成あやかし譚、新章開幕!】
遠野の旅館「迷家荘」には妖怪をはじめ、いろんな人が集まる。それは京都に住む妖怪退治のスペシャリスト「陰陽師」もご多分に漏れず……。
近頃、占い師として有名な陰陽師・久我凪人。彼とその弟の綾斗が遠野にやってきたと同時に起き始めた奇妙な事件。司貴・座敷童子のコンビは、「鎌鼬」や「式神」の問題に関わることで陰陽師兄弟が抱える悩みを知るのだが!?
遠野と京、人と妖怪、そして陰陽師――意外な接点を持つ“あの人物”も登場する新章「遠野・陰陽師編」開幕! -
不穏な雰囲気を持ったシリーズが始まりましたね。この巻はまだ平穏ですが、次から荒れそう。
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「武士の本懐」
毎夜遠野を見回る彼が気付いた異変。
彼の言葉がオオカミ少年と違っていたら、始めからもっと真剣に全てを考えていたのだろうな。
小さな害だったとしても、中立の立場に立つ事が出来るのであれば他に選択肢はなかったのだろうか。
「嵐を呼ぶ陰陽師」
一人で考え全てを終わらそうとしていたのは。
自ら望んで人間を辞めたのであっても一人で考えこまず誰かに話しをしていれば、また別の結末があったのだろうな。
彼はいつから自我を取り戻し好機を伺っていたのだろう。
「風のたどりつく場所」
徘徊した末にたどり着いた場所。
自分の情けない姿を今まで世話してきた子供に見せるというのは本人にとってもかなり苦痛なのだろうな。
偶然が重なったとはいえ、何か惹かれるものがあったからこそ再び出会う事が出来たのだろうな。