- Amazon.co.jp ・本 (248ページ)
- / ISBN・EAN: 9784048938761
作品紹介・あらすじ
真っ暗な俺の大学生活にも、夏休みがやってきた。夏といえば海!太陽!ではなく、スマホゲーの限定水着キャラだ。
そんな折、俺は大学で笹倉美森という新入生と知り合う。彼女の誘いでモバイルゲーム研究会というサークルに入った俺と紗雪は、合宿で真夏の沖縄に赴く。欲しい水着キャラのコスプレをしてガチャれば引ける、という美森の言葉を信じて……。そこで俺たちは美森の驚愕の正体を知る。やつはあらゆるゲームで欲しいキャラを無料ガチャのみで一発引きし続ける『最強の無課金』だったのだ!
まぶしい水着姿が無駄にはじける廃課金ラブコメ第2弾!
感想・レビュー・書評
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シリーズ2作目。
続編が出るとは思ってなかったけど、いやあ、めちゃくちゃ面白かった。
なにが面白いって、主人公(たち)の廃課金スマホゲーマーのクズっぷりさが半端ない(笑)
とにかく一つ一つの会話に笑わせてもらった。
ヒロインと半ば同棲生活みたいなのにゲーム以外はとんと進む勇気がなくて、「俺達には会話はいらない。ゲームがあればいい」とか、かっこよく決め台詞言ってるけど、それ別にかっこよくないからね(笑)
でもね、そんな廃課金者のプライドというか矜持というか、熱く語る姿になぜかグッとくるんだよなあ。
グッとくる自分もどうかとは思うけど(爆)
物語的には新たな特殊能力(?)持ちのヒロイン登場でハーレム化の予感もするけど、あらすじで能力ばらすのはちょっとどうかと。
中盤までの伏線がバレバレなんだもん。
そこは黙っていて欲しかった。
いやまあ、むしろそっから後の展開が熱かったのでよかったけど。
いつもの作者の主人公のようなヘタレ感がないせいか非常に楽しく読めたので、まだまだ続編を期待したい。
それにしても樋沢君は人間出来てるよなあ。
尊敬する。
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