おいしい料理は、すべて旅から教わった

著者 :
  • KADOKAWA
3.12
  • (3)
  • (0)
  • (11)
  • (2)
  • (1)
本棚登録 : 104
感想 : 5
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (192ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784048962315

作品紹介・あらすじ

荻野恭子さんは、興味のある料理を見つけると、ネットなどの情報に頼らず、料理は「現地まで食べに行き、教わる」派。
64歳になった最近も、魚醤の原産地作業場を見るために、カンボジアに一人旅してきたばかり。今まで訪れた国は60カ国に上ります。
しかも季節を変えて同じ場所を何回も訪れ、その季節の旬のものを食べ、現地の主婦に、家庭料理を教わるそう。

そうして教わった料理を、みんなに作りやすいレシピを再構築し、現地での体験とともに伝えてくれる料理教室は、大人気。
現在も、予約のとれない料理教室として有名で、料理編集者や料理家もこぞって通っているのです。

こうして荻野さんが食をめぐる旅を続け、気がついたのは「料理がその場所で根付いているのには、必ず理由がある」ということ。
たとえば世界中に餃子、または餃子のような料理があって、それは大陸のために近隣の国に伝わり、それがまた伝わり……というようなことです。
このような食文化を知るため、荻野さんはいまも旅を続けているのです。

本書では、荻野さんが世界中を旅して探究した食文化の解説や、現地のお母さんから学んだ暮らしの知恵を生き生きとした文章でつづっています。
また、日本の材料で作れる世界の料理レシピも多数掲載。読むだけで世界中を旅している気分になれる、食文化エッセイです。
荻野さんを尊敬してやまない人気料理研究家のコウケンテツさんとの旅対談、荻野さんの料理教室にも通うツレヅレハナコさんへの料理教室も掲載しています。

<この本の特徴>
○食の知識ゼロでも読めるよう、わかりやすい言葉で世界の料理について解説しています
○日本にいながらにして作れる世界の料理レシピを掲載しています
○写真も多数掲載しているので、現地の様子が楽しめます

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 筆者が20歳の頃に行った国の思い出や料理について
    たくさん書かれていた。2018年の時の事も書いてあって勉強になる。
    現地の家庭にホームステイして教わった料理を日本の食材で再現できるレシピと完成した写真も貼ってあって充実した内容だった。
    あと他国に行った時に撮ったと思う写真が、沢山あって見るのも楽しかった。

  • 文を読んでおいしそうだな、と思えば、レシピがあるので作ってみることができる本。
    料理を知るために世界各国にホームステイするなんて、すごくパワフルな人なんだろうな、と思った。

  • 写真がとてもいい。そして、ちゃんと食べたんだ、を心から尊敬する。

  • 斜め読み。
    レシピや理屈は少ないので、読み物として。
    その点で、ちょっと期待と違った。

全5件中 1 - 5件を表示

著者プロフィール

料理研究家。栄養士。世界65か国以上を訪れ現地の主婦やシェフに料理を習い、食文化の研究を続ける。料理番組や雑誌で活躍し、料理学校の講師や講演も手掛ける。世界の料理教室「サロン・ド・キュイジーヌ」主宰。

「2022年 『おうちでできる世界のおそうざい』 で使われていた紹介文から引用しています。」

荻野恭子の作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
津村 記久子
恩田 陸
エラ・フランシス...
柚木 麻子
村田 沙耶香
アントニオ・G・...
有効な右矢印 無効な右矢印
  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×