おとなりの晴明さん 第三集 ~陰陽師は夏の星を祝う~ (メディアワークス文庫)

著者 :
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感想 : 6
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  • Amazon.co.jp ・本 (274ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784049121162

作品紹介・あらすじ

祭礼に沸く京の夏。晴明さんは桃花と共に浴衣をまとい、今日も休暇を満喫中。光ゆらめく「京の七夕」を経て桃花が誕生日を迎えた頃、「五山の送り火」に中止の危機が訪れる。鍵を握るのは、室町時代のある姫君――。

感想・レビュー・書評

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  • 面白かった。
    奈良にも祇園会があったなんて知らなかった。
    台湾のお話もちょっとだけ怖く、夏に読んでたら良かったなー。
    まだまだシリーズはきっと続くようで楽しみ。

  • 2.3巻読了。京都の歴史や名所案内的な部分もありつつまったり進むシリーズ。あまり内容に波が無くて人物に対して深く描くということも無いので、読みやすくサラッとしてます。ただその分ちょっと物足りない。

  • 晴明以外の陰陽師が出てきた!
    シノブくん、優秀そうだなぁ。
    仲町さんの他の作品に出てくるんだろうか?
    墨香ちゃん、可愛いよ〜!

    河童の川下りでの醜い争い(笑)がおもしろかったな!
    晴明が桃花をどんな風に描いたのか見たいし、気になる。
    可愛く描いてあるのは分かったけども見たい。

    晴明が自分の母親の話を桃花に自分からしたことに、少し驚いた。
    距離縮まってるなと思ったよ。

    双葉くんのヨーヨー釣り可愛すぎた。癒し。
    三人分取るところもいじらしくて好き。

    桃花、からくさ図書館に初めて行ったけど、利用者曲者揃いそうだよな。
    小説家の卵の大塚くんは、これからも出てきそう。

    桃花は将来の指針みたいなの決めたな。
    ずっと京都にいる、か。
    そして、篁からの記憶の改竄を断ったことは晴明も何かしら思っただろうな。とニヤニヤしちゃった(笑)

  • 「消えた祇園祭」
    多くの人に見て欲しい。
    祭りというのは意味があり執り行われる物だったが、時代の移り変わりと共に消えてしまう物もあるからな。

    「河童の川下り競争」
    一人旅に一つの依頼。
    普段はしっかりした誰かと常にいる者が、突然一人旅に出るとなると周りの人は当たり前だが凄く心配するよな。

    「台北で夜のお茶会を」
    赤色が上にある程強く。
    彷徨う彼女たちにとって強い者を見つけ連れ帰るのは、使命のような物であると同時に寂しさを埋めてくれる大事な存在になるのだろうな。

    「夏の星を祝う」
    餌の香りに釣られて。
    全ては人間がゴミをポイ捨てしてしまうからであり、誰もがきちんとルールを守っていれば亡くならずすんだ者は多いだろうな。

    「富子姫の送り火」
    悪評ばかりが事実では。
    確かに歴史というものは文献や言伝でしか知る事が出来ないが、それが本当の事かは当時を生きた者にしか分からないから事実とは言いきれないだろうな。

  • 【現世の京都に還った晴明さん、夏休みを満喫中。】

     京の夏は、光ゆらめく夜祭りを楽しみながら過ぎていく。お隣に住む晴明さんは桃花と共に浴衣をまとい、今日も休暇を満喫中。
     謎めく奈良の祇園祭、河童達の威信を賭けた保津川下り、初めて訪れた台北で桃花に迫る赤いシャツの女の子。
     小さな試練を越えて桃花が誕生日を迎えた頃“五山の送り火”に中止の危機が訪れる。鍵を握るのは室町時代に活躍した姫君。おとなに近づく桃花と見守る晴明さんの、夏が終わる――優しいあやかしファンタジー、第三集。

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著者プロフィール

第17回電撃小説大2010年に『典医の女房』で、短編ながら第17回電撃小説大賞〈メディアワークス文庫賞〉を受賞。受賞作を大幅加筆した『霧こそ闇の』でデビュー。既刊は『からくさ図書館来客簿』シリーズ他。

「2022年 『あなたと式神、お育てします。第二集 ~京都西陣かんざし六花~』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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