- Amazon.co.jp ・本 (338ページ)
- / ISBN・EAN: 9784049122213
作品紹介・あらすじ
遠野の老舗旅館「迷家荘」の番頭として平穏な日々を過ごしていた司貴の元に、突然担当編集者が会いに来た。手元にあるのは、予定が遅れているのに全く書き進められていない真っ白な原稿用紙。作家人生のピンチ!?と思いきや、彼は妖怪にまつわる相談があると言う。
いつものように座敷童子を始めとした妖怪達と協力して解決を図る司貴だったが、迷家荘の中で殺人事件が起こってしまい――。
感想・レビュー・書評
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巻を重ねるごとに話が大きくなっていく気がする。
その割にラストの展開はあっさりしたもので、悪い奴はいなくて、めでたしめでたしって感じ。
小さな妖にテーマを絞ってのホッコリした話も欲しい。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
1巻のプロローグ以降担当編集の進藤さん冷たい人という印象だったけど、7巻読むと印象変わる。
あえて俗っぽい文言で貶した上で、最後のチャンスを与えることで、主人公にしか書けない文章を書かせよう、作家としての主人公の個性を引き出させようという意図なのかなと思った。
この人いなかったら主人公迷家荘来てないので、影の立役者だったんだな...。 -
童子と司貴が、それぞれに自分の未来を見据えたのかな。童子の夢が叶うといいな。
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「災禍の招き手」
腕を返して欲しいと願い来た者。
怪しげな物で尚且つ怪奇現象のような物に襲われているのであればもう少し危機感を持つか、もしくは手放すという選択肢は無かったのだろうか。
彼だけの言い分を聞けば怒るのも分かるが、あの状況下で何もしなければ死人が出ていたのではないだろうか…。
「忘れ得ぬきみ」
供え物として持ち寄られた物は。
どれだけ探しても彼女たちに見つける事が出来なかったのか、存在を知ってしまえば簡単な話だったのだな。
全てのわだかまりが解けて、これからという時に一体どこから誰が彼女を狙いあの様な姿にしてしまったのだろうか。
「花が咲いては散るように」
彼女を襲った者の正体は。
彼は始めから嘘の情報を言っていた訳でなく、何か分かっていたからこそ彼の名を犯人としてあげたのだろうな。
いくら彼女の為にと思ってとった行動だとしても誰かを脅し本当の彼女が見えていなければ、ただの自己満足になってしまうんだよな。 -
なんか巻を重ねるごとに大事になってきてる。もうすっかり神の領域に入ってしまっている。解釈は面白いけど。
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【迷家荘史上最悪の事件が幕を開ける――】
遠野の老舗旅館「迷家荘」の番頭として平穏な日々を過ごしていた司貴の元に、突然担当編集者が会いに来た。手元にあるのは、予定が遅れているのに全く書き進められていない真っ白な原稿用紙。作家人生のピンチ!?と思いきや、彼は妖怪にまつわる相談があると言う。
いつものように座敷童子を始めとした妖怪達と協力して解決を図る司貴だったが、迷家荘の中で殺人事件が起こってしまい――。