ふしぎ荘で夕食を ~幽霊、ときどき、カレーライス~ (メディアワークス文庫)

著者 :
  • KADOKAWA
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本棚登録 : 165
感想 : 14
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  • Amazon.co.jp ・本 (304ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784049124835

作品紹介・あらすじ

「最後に食べるものが、あなたの作るカレーでうれしい」

 家賃四万五千円、一部屋四畳半でトイレ有り(しかも夕食付き)。
 平凡な大学生の俺、七瀬浩太が暮らす『深山荘』は、オンボロな外観のせいか心霊スポットとして噂されている。
 暗闇に浮かぶ人影や怪しい視線、謎の紙人形……次々起こる不思議現象も、愉快な住人たちは全く気にしない――だって彼らは、悲しい過去を持つ幽霊すら温かく食卓に迎え入れてしまうんだから。

 これは俺たちが一生忘れない、最高に美味しくて切ない“最後の夕食”の物語だ。

感想・レビュー・書評

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  • ファンタジーなストーリーですね(笑)
    深山荘には幽霊が出るっと言う噂があるとか。
    大学生達が生活する深山荘、個性的な人たちで面白かったです。
    でも最後には予想しなかった出来事が……。
    読みやすい物語でした。

  • アパートにすむ大学生たちの、少し愉快で少ししんみりした優しいお話。美味しいごはんが食べたくなる。
    2022/10/18

  • いいなあ、住みたい!!

  • ゆるふわっとしてますが、シェアハウスの皆が楽しそうに暮らしているのが良いなと思います。本当に個人的な感想ですが、もうちょっとおかずの品数が欲しい。

  • ここまで優しさだけを叩き込んだお話は随分と久しぶりだな……という印象。
    登場人物のひとりひとりが、個性的でありながらも根幹で底抜けに優しくて、言葉の選び方が根底の思慮を思わせる感じというのか。大好き。
    とても判りやすい、読みやすい、お話だったと思う。
    そう思うのは、やわらかくてかわいい、カバーイラストのお蔭もあったとは思うけれど。
    絵師さんとの意思疎通はどこまでしたのかなぁ。一章の半ばで「ああなるほどそういうことか」って感じました。素敵な仕掛け。

  • 美味しいご飯と不思議なお話‼︎
    最後はとっても素敵な物語だった☆
    早く次読まなきゃっ‼︎

  • おいしいご飯の出る深山荘。ややお人好しな主人公の周りで怒るちょっと不思議なお話。
    しかしちょっとじゃないな。よく考えたらホラーですわ。それでも絆されてしまうやさしさがある話。
    最後のお話、皆でご飯作ったり、ケーキ作ったり、楽しそうでですね、本当私も此処に混ざりたい気分でしたよ。これは居心地よいよなあ、と思いました。納得。
    あと最初の話から何かずっと沙羅ちゃんがお気に入りでした。かわいい、いい子。時々間抜けだけども。

  • 読みました。

    山口県出身の作家さんと聞き、読んでみました。
    時間が優しく流れるお話でした。
    山口弁がちょっとだけ出たり。
    地方での大学4年間の捉え方。
    そうだなって思いました。
    中高生にも読んで欲しいです。

  • 2019/6/15 読了

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著者プロフィール

第25回電撃小説大賞〈メディアワークス文庫賞〉を本作で受賞し、デビュー。

「2020年 『ふしぎ荘で夕食を ~思い出のオムライスをもう一度~』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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