- Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
- / ISBN・EAN: 9784049128161
作品紹介・あらすじ
芸大の映画サークルに所属する二見遭一は、天才とうわさ名高い新入生・最原最早がメガホンを取る自主制作映画に参加する。
だが「それ」は“ただの映画”では、なかった――。
TVアニメ『正解するカド』、『バビロン』、劇場アニメ『HELLO WORLD』で脚本を手掛ける鬼才・野崎まどの作家デビュー作にして、電撃小説大賞にて《メディアワークス文庫賞》を初受賞した伝説の作品が新装版で登場!
貴方の読書体験の、新たな「まど」が開かれる1冊!
感想・レビュー・書評
-
やーばい…
何だこれは…
第一声が『ヤバいモノを読んだ…』でした…(๑°ㅁ°๑)!!✧
ーーーーー
芸大の映画サークルに所属する二見遭一は、天才とうわさ名高い新入生・最原最早がメガホンを取る自主制作映画に参加する。
だが「それ」は“ただの映画”では、なかった―。
ーーーーー
Twitterのフォロワーさんのおススメで読みました。
229頁のライトノベルで、もう一気読み。
『キネマ・マグラ』という映画サークルで俳優をする事になった主人公二見。
監督をする天才、最原最早の絵コンテを読み耽り驚愕する。
ありがちな大学のサークル内での恋愛ごっこと思うなかれ。
れっきとしたミステリであり、SF(?)っぽい要素も含み…何やら読後に残るこの、もやっとした感覚……(°ω°)
この気持ちをどうすればいいのかっ!
シリーズ6冊みたいで、続きを購入しておかなかった事を後悔…。
(でも、話は繋がってなさそう)
映画を制作する上で何千何万人を感動させる映画を作るにはどうしたら良いかという質問に答える最原さん。
ーーーーー
対象とする人間群に対して、平均的で普遍的なテーマを扱って撮れば良いと思います。砕けた表現を用いるならは『広く浅く』ということです。
(本文より)
ーーーーー
映画でも漫画でも小説でも当てはまる解答だ。
ーーーーー
上映時間の中で、見た人を笑わせて、怒らせて、泣かせて、希望を抱かせて、失望させて、願わせて、祈らせて、諦めさせて、死にたいと思わせて、それでもまた生きたいと思わせる。そういうことです。(本文より)
ーーーーー
これは、心に残る小説を読んだ後に訪れる感情じゃないか…!!!
そんなふうに作品を読んだり見たりしたことなくて、結構衝撃だったのですが、芸術においては当たり前の事なんですかね。(私だけ?ꉂ(꒪ロ꒪)!!)
すっかり最原さんの言葉に魅了され、ペタペタと付箋を貼り付けていた私。(^▽^;)
登場人物少ないし、言葉の運び方がうまいのか、ラノベ特有の気楽さなのか、とにかく続きが気になって読みたくなる。
その上面白い!!
好きです( *´꒳`*)♡この作品
続編買います!詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
軽妙な会話劇のテンポが心地良い。
と思って結末まで読むと、その会話の楽しさが一気に怖くなってくる。
なんだこれ……未知の読後感だ……
ただひとつ言えるのは。
最原最早はヤバい。好き。 -
作者紹介の欄から "ツッコミ" たくなる。
軽快なテンポとライトな文体がゆぇ、気が付けば 野崎まどワールドに引き込まれて行く。
芸大の自主制作映画……
天才と称される 最原
はたしてそれは 映画か? それとも………
-
野崎まどすげぇ…言葉にしようとするとネタバレになってしまうから何も言えないわ…これデビュー作なの…?これは読んだ人と語り合いたい。うわぁ…うわぁ…油断した…
-
不思議な雰囲気の作品。好きな人ならずっとここにいたくなると思う。