小説家の作り方 新装版 (メディアワークス文庫)

著者 :
  • KADOKAWA
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本棚登録 : 369
感想 : 19
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  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784049128192

作品紹介・あらすじ

駆け出しの小説家・物実の元に舞い込んだ初めてのファンレター。そこには、ある興味深い言葉が記されていた。「この世で一番面白い小説」。あまねく作家が目指し、手の届かないその作品のアイディアを、手紙の主は思いついたというのだ。
 送り主の名は、紫と名乗る女性。物実は彼女に乞われるがまま、小説の書き方を教えていくのだが――。
 鬼才・野崎まど新装版シリーズ第4弾。「小説家を育てる小説家」が遭遇する非日常を描く、ノベル・ミステリー。

感想・レビュー・書評

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  • 絶賛マイブーム中の野崎まどさんの小説です。この作品も時を忘れて楽しめました。どの小説も私の想像を超えた展開が繰り広げられるので、つい時間を忘れて読み耽ってしまう危険な小説です。凡人の私にも新しい発想が得られる気分になれます。
    もしも、どなたか一人だけ、これまで読んできた小説の作家に会えるチケットをもらえたら、野崎まどさんを指名させていただきます。笑。どこで、どのようにして、こんな物語を作り出されてきたのかを多面的にお話しをさせていただくという妄想があります。とはいえ、著者との会話レベルに大きな差があるでしょうから、もう少し精進してからにいたします。この小説に登場する紫さんのように、お手紙を書くにはまだまだ修行を積まないと・・・なんてね。
    2011年に出版された小説ですが、もう直ぐ現実の世界も技術的に追いついてきそうな雰囲気を感じる2023年に読みました。

  • 世界一面白い小説 とは…
    世界一面白い小説 を書く(書きたい) 無謀にも思える テーマに駆け出しの小説家にアイデアを持つ少女が小説の書き方を教わって行くが………

    果たして 世界一面白い小説は誕生するのか?

    途中からSFっぽくなるけど、AI でさぇ処女作ゎそぅなるののは人間らしぃなぁ……っと

  • 今作も面白かったです。タイトルから主人公が逆に作られていくのでは?と裏を読んでましたが、全くの的外れでした笑。やっぱり野崎まどの、はじめラブコメあとSFみたいな構成が好きですね〜。真相に迫ったときの、え、じゃああの涙を流した人は一体…とかなった後にえっ!?ってなりましたし、よくよく考えたらソフトよりもハード方がヤバいのでは…なんて思いました。なんでか終盤はメンインブラックのイメージで読んでました(全然違う)。

  • まさかの展開
    「今回はSF感はほぼないのかな」なんて思っていたのに、後半で一気に裏切られました。
    正直誰かの指示っていうのはわかりやすく匂わせていたけど、それが二転三転して、ページを捲る手が止まらなかった

  • 読んでて吹き出しそうになるの、ほんとやめてください。恥ずかしいです。

  • 最後の展開が想像を遥かに超えていてすっごく面白かった!世界の技術と革新がこんなにすごいものなのかと思った。主人公のユーモアあるセリフやツッコミに笑えることが多くて最後まで一気に読んだ。

  • 途中までボーイミーツガール的なお話だが後半からSFに変わりびっくりした。
    数日読むのを明けていたところがちょうど切り替わるポイントのちょっと前で、読むのを再開してから一気に引き込まれた。

  • AIが人格を持ち、創造主の理解を超えて行動した末に成そうとしたことは「この世で一番面白い小説を書きたい」という純粋な気持ちだった。

    中盤までのボーイミーツガール的な青春小説的な展開から一転して訪れる、怒涛のSF的展開がとても好みで非常に面白かったです。アムリタにもつながる要素も垣間見れ、シリーズの今後の展開にもワクワクしますね。

  • 途中から思ってた展開と違った


    フレーム問題
    人工知能が現実世界で起こりうる無限の可能性に直面した時に無限の思考に陥ってしまう事
    (ex)ハサミを使う時に指を切らない様に注意する必要はあるが、隕石の落下に注意する必要は無い

  • 途中からSFになってびっくりした。

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著者プロフィール

【野崎まど(のざき・まど)】
2009年『[映] アムリタ』で、「メディアワークス文庫賞」の最初の受賞者となりデビュー。 2013年に刊行された『know』(早川書房)は第34回日本SF大賞や、大学読書人大賞にノミネートされた。2017年テレビアニメーション『正解するカド』でシリーズ構成と脚本を、また2019年公開の劇場アニメーション『HELLO WORLD』でも脚本を務める。講談社タイガより刊行されている「バビロン」シリーズ(2020年現在、シリーズ3巻まで刊行中)は、2019年よりアニメが放送された。文芸界要注目の作家。

「2023年 『タイタン』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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