声優ラジオのウラオモテ #02 夕陽とやすみは諦めきれない? (電撃文庫)

著者 :
  • KADOKAWA
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本棚登録 : 197
感想 : 8
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  • Amazon.co.jp ・本 (328ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784049132038

作品紹介・あらすじ

第26回電撃小説大賞、選考委員満場一致の《大賞》受賞作!! 
第1弾は発売即日重版で話題の青春声優エンタメ、おまちかねの第2弾です!

 裏営業スキャンダルが何とか収束を迎え「コーコーセーラジオ!」も、めでたく続行決定! ――とほっとしたのも束の間……
 「本当甘ちゃんだよね。ふわふわ友情ごっこがしたいならよそでやれよ」
 ストイックな実力派の先輩声優・柚日咲めくるに突然浴びせられた強烈な罵倒。でもそんな彼女も実は、秘密の《ウラオモテ》を隠していて……
 さらに、夕陽とやすみの高校まで追いかけてくる、不躾な視線やシャッター音。事態に業を煮やした夕陽の母が、ふたりに課した超難題とは!? こじらせ先輩声優めくるのホントの思いも明らかに――!

 「そのまま行け、ふたりとも――ッ!」
 声優生命最大の危機でも、夕陽とやすみは止まれない、中途半端じゃ辞められない……! 諦めきれないふたりの声優ラジオ、ここに再びON AIR!!

感想・レビュー・書評

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  • スキャンダルが終息し日常が戻ると思いきや、先輩声優・柚日咲めくるから脇の甘さを罵倒され、千佳の母からは声優活動休止の命令。そして未だ悪意を持つ過激なファンたちの言動。やすみと夕陽は声優活動を続けられるのか…。諦めきれない二人が現状・現実に向き合う回でした。熱い。間に挟まれる「コーコーセーラジオ!」は、直前のエピソードのまとめではなく、直後のお話しの導入になっているのが構成として新鮮に感じました。二人の声優人生はまさにこれからというエンディングで、続編にも大いに期待します。とても面白い第2巻でした。

  • 第1巻の後始末。こういう仕切り直しにまるごと費やす巻は、7巻や10巻と続いた作品にはよくあるけど、キャラクターがそこまで定着していない第2巻でやっても、ボンヤリした印象になる。
    そのうえで、本編でやりたいお話は分かるんですが、高校生の千佳を身の安全を慮る母親が、彼女自身と周辺施設を危険に晒す賭けに同意するのは、あまり良い筋書きとは言えない。
    そういった、物語内で倫理が飛んでる箇所が、前作に引き続いて現れているのは大変気になる。作者がそのことに自覚的である(後日談で警察に怒られたとしてる)のが、せめてもの救い。

    テーマである「自分とキャラクターの乖離」に関しては、名作ドラマ『シークレット・アイドル ハンナ・モンタナ』が4年かけてクライマックスでやった話であり、そもそも2巻で捌き切れる題材ではないのかなと。

  • ラストのはそりゃ怒られるよね。(^^
    好きという思いがあふれてます。

  • うっわー泣いたー泣かされたー凄い良かった。
    電撃『大賞』を取った一巻目も良かったけど二巻目はそれ以上に感動した。
    すごいなあ。

    前巻最後のやらかしからいろいろ問題ありで悩む二人なのだけど最後に千佳の母親の所為で二人とも声優をやめないといけないピンチになる展開。
    やめないでいい条件に挑むラストの展開がもう感動的で涙が止まらなくなった。
    それに由美子のママさんがとてもいい母親で彼女の言葉でも泣けてきた。

    あと挟まれるラジオ部分の掛け合いも楽しくてほんとにラジオを聞いている気分になってくる。。

    いやあ、このお話、ほんと好き。
    このままの勢いで次巻も期待してます。

  • 裏営業スキャンダルは一応収束したが、裏の顔としての普段の姿をさらすことになった、夕陽とやすみ。先輩声優のめくるからもキツイ一言をもらう。
    夕陽の母は声優をやめさせようと事務所に乗り込んできて、無理な条件を提示する。
    夕陽にやめてほしくないやすみはまた無茶をすることに。
    二人のかけあいと感情の揺れ動きが見どころの2巻。

  • 一巻で「アイドル声優の裏の顔」がバレてしまった二人。素の性格でラジオをやることの是非、悩みに直面する。
    物語が結構な推進力をもってガンガン進んでいく(ラノベってそういうもん、と言われればそうなのかも)ので、一気に読み切ってしまった。最後は熱い展開。愛される、応援されるって幸せね。
    ところで、登場人物たちの多くが「人の話を聴きやしねぇ」と思ってしまうくらい、言いたい放題なのは胸焼けがしてしまう。乙女さんが良心や……
    見開きの挿絵、良かったですね。

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著者プロフィール

第26回電撃小説大賞《大賞》受賞作『声優ラジオのウラオモテ』がシリーズ10万部突破。

「2023年 『声優ラジオのウラオモテ #08 夕陽とやすみは負けられない?』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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