作品紹介・あらすじ
私、歌枕綾子、3ピー歳。保留にしていた告白への返事がようやく決まった。好き。タッくん大好き!そう自覚した途端、感情が爆発してキスをしてしまう。突然のキスに驚く彼だったけど心配しないで。私たちに言葉はいらないの。キャー! これでもうタッくんと恋人! と思ってたのはどうやら私だけで……?
「あれ!? 付き合ってない!?」
告白の前にキスをする暴挙がありながら、二人の関係はいよいよ――。
「……俺、もう我慢できないです」
「タ、タッくん……」
友達以上恋人未満だった二人が、とうとう一歩前へと踏み出す。そして新たに突きつけられる苦渋の選択とは――
年の差超純愛ラブコメ第四弾!
感想・レビュー・書評
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【Bookwalker】
自分の気持ちを自覚した綾子が、想いを言葉で告げぬまま勢いに任せて巧にキスをした翌日。大混乱に陥った巧と、巧と付き合うことになったと思い込む綾子は盛大にすれ違っていて…。過去の思い出話を交えつつ二人が想いを確かめ合う、という割と平和な今回。めでたし!…とはいかず、新展開を迎えるエピローグでした。年齢の割に恋愛面に初心すぎる二人の関係がどうなるか。続きが大いに気になります。
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もうケリが付いてたような告白イベントもついに決着。
やっとくっついたか、といった感じなので告白の返事そのものについては波乱はないが、歌枕さん側の両親が出てくるとやっぱりこのカップルには世間体という困難が待ち構えてるよなぁと感じる。
3巻もかけてチャージしていた分、イチャイチャし出した時の破壊力も増すというもの。
後書きで「遠距離恋愛編」は誰も求めてないかと思った、というのはまさに今の流行りと対象としている層にマッチした選択だと感じる。
ここで遠距離恋愛編になると一気に年齢層が上がる、などあると思うが4巻まで読んできた読者層は巻末でそういう展開になってしまうと確かに離れてしまうのかも。
それはそれで見たくはあるんですけどね。
著者プロフィール
福島県在住。大学在学中に作家デビュー。 第3回GA文庫大賞・優秀賞、および第5回ノベルジャパン大賞・金賞受賞。 代表作に、テレビアニメ化された『異能バトルは日常系のなかで』(GA文庫)のほか、 『黒き英雄の一撃無双(ワンターンキル! )』(HJ文庫)など。
「2015年 『異能バトルは日常系のなかで10 ドラマCD付き限定特装版』 で使われていた紹介文から引用しています。」
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