博多豚骨ラーメンズ10 (メディアワークス文庫)

著者 :
  • KADOKAWA
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  • Amazon.co.jp ・本 (258ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784049136425

作品紹介・あらすじ

 主が戻った探偵事務所に、女子大生の素行調査が舞い込んだ。馬場と林の潜入先となった高校に、なぜか復讐屋マルティネスと麻薬取締官リカルドの影がちらつき……。
 青少年を狙う違法な麻薬取引を追う二人が、博多の街を蝕むある組織の存在に近づいていくなか、馬場と林も巻き込まれていく。一方、別の依頼で動いていた榎田も加わり、事件は思いも寄らぬ混迷へと向かっていき―ー。
 ハロウィンの狂騒に浮かれる博多の夜に、悪人同士の化かし合いが開幕する!

感想・レビュー・書評

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  • 感想
    毎回サクッと読める。テンポがよく面白い。

    あらすじ
    馬場は退屈していたところに女子大生の素行調査を頼まれる。一方、マルチネスとリカルドは街で蔓延するブラウンシュガーという薬の出所を探るために高校に潜入調査していた。

    榎田の行きつけの焼き鳥屋の主人は経営難で店をたたむことのして、自殺しようとし、ネットで知り合った3人と死ぬ前に裏カジノを襲う計画を立てる。

    女子大生の狂言誘拐、ドラッグディール、裏カジノ襲撃がハロウィンの夜に同じ場所行われることになり、ドタバタ劇が起こる。

  • 久しぶりの博多豚骨ラーメンズ。
    女子大生の素行調査から誘拐の解決への向かい。
    薬物事件の調査から自殺願望者達の起こす時間まで。
    様々な要素から別々に動いていたはずのラーメンズメンバーが交わっていって。
    今回はどちらかといえば平和な物語だったかな。
    ライト感覚でサクサク読めて面白い1冊です。

  • お祭りみたいな1冊でした。別々の事案に関わってても結局集結してしまう豚骨ナイン…良いです。
    橋爪さんたちが報われて良かったです。たまたまちょっと魔が差しただけで。榎田くんが贔屓にしててよかったね…。このあとも3人はお店をちゃんと真面目に切り盛りしていけそう。
    ハロウィンの扮装は皆さんなにかとソラリアのインキューブで…佐伯先生、医師で死神は洒落にならないけどめっちゃ似合いそう。
    福岡市内にある国立大学って九大だろうけどもう福岡市内に無いしなぁ。。
    何が1番ショックかって、ジローちゃんが31歳ということです。ごめんなさいもっと歳いってるかと…馬場さんよりは上だろと思ってた…

  •  主が戻った探偵事務所に、女子大生の素行調査が舞い込んだ。馬場と林の潜入先となった高校に、なぜか復讐屋マルティネスと麻薬取締官リカルドの影がちらつき……。
     青少年を狙う違法な麻薬取引を追う二人が、博多の街を蝕むある組織の存在に近づいていくなか、馬場と林も巻き込まれていく。一方、別の依頼で動いていた榎田も加わり、事件は思いも寄らぬ混迷へと向かっていき―ー。
     ハロウィンの狂騒に浮かれる博多の夜に、悪人同士の化かし合いが開幕する!

  • シリーズ10作目!の記念巻という事でラーメンズのメンバー総出演のお祭り巻でした!(ちょい出演のメンバーもいたけど…)

  • 大好きなシリーズです。殺し屋だの、麻薬の売人だの、出てくる人物は裏稼業の人達なのに、あたたかな気持ちで読み終わることができます。
    今回のラストも良かったです。^_^

  • 背ラベル:913.6-キ-10

  • まず初めにハロウィンイラストありがとうございましたリンちゃん大変可愛いありがとうございました。

    前巻より(自分の都合で)だいぶ間が空いてしまったけれど、数ページ読むやすぐ博多の街に飛べた。

    今作はハロウィンがテーマ。
    生者もリビングデッドもすべからく馬鹿騒ぎに興じ
    博多の街を賑わせる。
    作者あとがきにもあるように、お祭り回ということで
    本編ストーリーが何か進むわけではないけれど
    ナインズの日常の風景を一緒に楽しんで盛り上がれる内容だ。

    とにかくリンちゃんがこの日常を大事に思ってる様が尊い…
    何かと気配りの人だし、イイコだねリンちゃん…
    依頼人のその後がどうなったのかちょっと気になる

  • 今回も疾走感があってよかったー!結構最近の巻は重めな話が続いていた記憶があったから、今回のお話はライトで気軽に読めた。

    時期はハロウィン、探偵事務所に戻った馬場と林のもとに娘の素行調査をしてほしいという依頼が舞い込む。同時に、マルティネスは福岡で取引されている新たな麻薬の取り締まりに協力していた。ラーメンズシリーズあるあるで、これらの事件は最初こそバラバラに描写されるがそれらが思わぬところで集結するから面白い。

    ハロウィン当日は終始キョンシーと包帯男で行動する林と馬場のことを想像しながら読むと大変かわいらしい。そして今回の一色箱さんの扉絵も素晴らしい。
    あと榎田はずるいなーと毎回思う。大体彼が絡むといつも予想外に物事はいいほうに進む。情報屋強し。しかし林の「それ何の仮装?虫歯?」の質問には吹き出してしまった。

  • 南瓜頭は一人ではない。
    全てのお金をホストに貢いでいたとしたら、相手からしたら相当いい顧客だったろうな。
    身に覚えのない物で捕まったのは気の毒ではあるが、どちらにせよ本来の持ち物でも変わりない結末だったろうな。

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著者プロフィール

8月27日生まれ、福岡県福岡市在住。第20回電撃小説大賞<大賞>を受賞し本作でデビュー。趣味はプロ野球観戦と海外ドラマ鑑賞。明太子と猫と守備の上手い選手が大好き。2週間に1回はバッティングセンターに通い、いつかは100キロの球を打ち返せるようになるべく練習中。

「2023年 『博多豚骨ラーメンズ12』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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