俺を好きなのはお前だけかよ(16) (電撃文庫)

著者 : 駱駝

• KADOKAWA (2021年7月9日発売)

作品紹介・あらすじ

必ず、三色院菫子を見つけ出す！　クリスマス・イヴの日から姿を消したパンジーを探すという、超特大の難問に立ち向かうことになったジョーロ。
共に挑むは、ジョーロの上位互換としても頼りになるホース。そして、アホ(たんぽぽ)、人見知り(ヒイラギ)、ドジ(チェリー)。
……結果、かなり微妙な陣営に。一方で、消えたパンジーに代わり恋人として現れたビオラ。
そして、絆を断ち切ったひまわり、コスモス、サザンカ。パンジーを探す中、様々な想いがジョーロを巡り、葛藤させる。
果たして、こんなんでジョーロはパンジーを見つけることはできるのか。
そもそもパンジーは何故消えたのか。全ての真実と想いが明らかになる！

感想・レビュー・書評

[芳樹さんの感想 · 2022年11月3日]

【電子】とても素敵な大団円を迎える今回。そこへ至るまでにジョーロがヒロインたちとの関係を見つめ直し彼女たちとの絆の深さを確かめていく展開に、これまでのストーリーが思い出されてなんともシンミリしてしまいました。また、ここ一番というところはやっぱりサンちゃんが決めてくれて、こちらの『友情』という絆の深さにも感動です。そしてときに人型になってまでジョーロと皆の関係を見守ってきたベンチも、最後まできっちり役割を果たしていて良い。まずは本編終了お疲れさまでした。楽しいラブコメでした。後日談も楽しみにしています。

[❀なな❀さんの感想 · 2021年8月28日]

シリアスな展開ながらも女性陣がいい具合に笑える要素を入れてくるため、肩に力を入れすぎず読むことができます。
ジョーロ視点だけでなく、パンジー視点でも話が進むので新鮮味があり、複雑な乙女心にも胸が苦しくもなりました。
その分1番盛り上がる場面では読み手まで心が洗われるような感覚があり、面白かったです。
あと“漢(おとこ)の友情”も感じられる反面、本当のエスパーはパンジーではなく、“彼”なのでは!?と思う私がいました(笑)

著者プロフィール

第22回電撃小説大賞《金賞》受賞者

「2023年 『やがてラブコメに至る暗殺者』 で使われていた紹介文から引用しています。」