江の島ひなた食堂 キッコさんのふしぎな瞳 (メディアワークス文庫)
- KADOKAWA (2022年1月25日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (272ページ)
- / ISBN・EAN: 9784049140903
作品紹介・あらすじ
江の島へと続くすばな通りの脇道に立つ「ひなた食堂」。入院中の父に代わり厨房に立つまひろはある夜、帰る場所の無い少女、キッコと出会う。
「ここは、腹を空かせた人が飯を食う場所だから」
まひろが作った生姜焼きを平らげた彼女は、いつしか食堂の看板娘に。明るくて恋バナが大好きなキッコさん。でも彼女には「人の心が視える」という大きな秘密があって――。
キッコの瞳がほぐした心をまひろの美味しいご飯が繋ぐ。「ひなた食堂」が、あなたのお腹も心もいっぱいにします。
第一話 木漏れ日とオムハヤシ
第二話 黄昏と海老フライ
第三話 月の光と生姜焼き
カバーイラスト/げみ
感想・レビュー・書評
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うん、傲慢
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人の心が『視えて』しまうキッコは母親とうまくいかなかったり友達を傷つけてしまったりと、本人も辛い思いをしている。
そんなキッコと彼女を見守るひなたの温かいお話しでした。 -
江の島へと続くすばな通りの脇道に立つ「ひなた食堂」。入院中の父に代わり厨房に立つまひろはある夜、帰る場所の無い少女、キッコと出会う。
「ここは、腹を空かせた人が飯を食う場所だから」
まひろが作った生姜焼きを平らげた彼女は、いつしか食堂の看板娘に。明るくて恋バナが大好きなキッコさん。でも彼女には「人の心が視える」という大きな秘密があって――。
キッコの瞳がほぐした心をまひろの美味しいご飯が繋ぐ。「ひなた食堂」が、あなたのお腹も心もいっぱいにします。 -
江の島の風景や登場人物の心情描写がきれいな作品です。
出てくる料理も美味しそう。巻末にレシピが載っているので作ろうと思えば作れてしまいます。
他人の心が常人よりわかるとどんな良いこと・悪いことがあるのか、それを教えてくれるような物語です。
人間の気持ちを理解するって本当に難しいことだなと改めて思いました。
最終的に心温まるような結末になるようにつくられたためか、今回は恋愛感情が絡んだ話だけで構成されていました。
あとがきを見ると作者は続編を書くつもりでいるようなので、次回作は恋愛以外の話も読んでみたいです。