座敷童子の代理人10 (メディアワークス文庫)

著者 :
  • KADOKAWA
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本棚登録 : 97
感想 : 7
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  • Amazon.co.jp ・本 (386ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784049145007

作品紹介・あらすじ

遠野の妖怪たちの真実が、ついに明かされる――!!
「俺と、結婚していただけませんかっ!?」
土蜘蛛の里から帰還して数ヶ月が経ち、迷家荘には平穏な時が流れていた。そんな中、一念発起した緒方司貴は、互いの想いを確かめ合った和紗にプロポーズしようとする。しかし折り悪く、遠野の町中で異形の影が次々と目撃されてしまい……。
迷家荘を訪れたとある宿泊客の切なる想い。その人物の意外な正体が明かされる時、遠野に棲まう妖怪の存在そのものを揺るがす事態に発展する。大人気シリーズ最終巻!

感想・レビュー・書評

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  • 座敷童子の代理人の完結巻。9巻からの続きで土蜘蛛との決着、主人公と和紗の結婚など盛りだくさん。この物語が終わるとすれば主人公が見鬼の力を失って妖怪を視認できなくなることかと思ってました。ある意味で当たっていましたが、もう一歩先の結末を用意していましたね。
    なにはともあれ、完結することは素晴らしいです。

  • 遠野の妖怪たちの真実が、ついに明かされる――!!
    「俺と、結婚していただけませんかっ!?」
    土蜘蛛の里から帰還して数ヶ月が経ち、迷家荘には平穏な時が流れていた。そんな中、一念発起した緒方司貴は、互いの想いを確かめ合った和紗にプロポーズしようとする。しかし折り悪く、遠野の町中で異形の影が次々と目撃されてしまい……。
    迷家荘を訪れたとある宿泊客の切なる想い。その人物の意外な正体が明かされる時、遠野に棲まう妖怪の存在そのものを揺るがす事態に発展する。大人気シリーズ最終巻!

  • 最後の大どんでん返しにはビックリしたけど、よかった。シリーズが終わってしまったのは残念。

  • 豆腐小僧の豆腐ってそうなの…?

  • 「はじまりは終わりのはじまり」
    ある日突然目撃情報が相次いで。
    手駒の一つにするのは簡単ではあるだろうが、しっかりと計画を考え行動に起こさなければ違和感はあるだろうし気がかりなことは増えるだろう。
    拘束し連れられた先で話し合いが出来るなら兎も角、生きていれるか怪しい状態で大人しくすることは無理だろ。

    「最後にもう一度だけさよならを」
    帰る場所を失い闘うものたちは。
    亡くなってから時間が経つというのに未だに一人留まり続けていると分かったら、どんな手を使ってでも救ってあげたいと思うのが親なのだろう。
    護ってもらったのに文句は言いたくないだろうが、必要のない被害を出してしまったのは事実だから仕方ないよな。

    「さらば座敷童子の代理人」
    輪廻に帰るために手放した地位。
    譲ることの出来ない条件であったとしても、話し合いの場で何も持たない相手に武器を使い脅そうとしてしまったら闘いになりかねないだろうに。
    彷徨うことしか出来ない者たちを助ける為だったとはいえ、一人で決めずに何かしら相談して欲しかっただろうな。

  • 毎巻楽しみにしていたこのシリーズも、とうとう最終巻。
    おなじみのメンバーも懐かしいメンバーも登場し、ある意味オールスターキャストであった。
    最後なのだから、大団円だろうとは思っていたが、土蜘蛛の里とのわだかまりは解けるどころか、緊張は高まるばかりで、ハラハラし通しだった。
    最初は、うろたえるばかりの司貴が、頼もしくなって、成長に感無量。

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著者プロフィール

広島県在住。第19回電撃小説大賞応募を経てデビュー。元警察官という異色の経歴を武器に、精緻を極めた文体と温かい人物描写を得意とする。

「2023年 『後宮の夜叉姫5』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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