七つの魔剣が支配する Side of Fire 煉獄の記 (電撃文庫)
- KADOKAWA (2023年3月10日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (328ページ)
- / ISBN・EAN: 9784049149357
作品紹介・あらすじ
★アニメ化決定の魔法学園ファンタジー★
オリバーたちが入学する五年前――落ちこぼれと呼ばれた少年ゴッドフレイは、なぜ自分が合格したのかもわからぬままに『魔窟』へと足を踏み入れる。命の価値が魔法探究より低い、『魔の園』キンバリー魔法学校へ。
初日の授業からついて行けず、教師からは魔法使いなのに杖を握ることも許されない苦しい日々。そんなある日、ゴッドフレイは友人であるカルロスの窮地を救うため、本能的に魔法を発する。自らの腕をも燃やすその圧倒的な出力を目の当たりにし、ゴッドフレイは自分の潜在能力と進むべき道に目覚め──。
これは、のちに学園随一の実力者と呼ばれ「煉獄」の異名を持つことになるゴッドフレイが、キンバリーで学生統括へ駆け上がるまでの壮絶な物語。
感想・レビュー・書評
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ゴッドフレイの入学試験から二年までのお話。信頼できる実力者の先輩が、昔はどんな学生だったのかよくわかり、今からこのシリーズよむなら、ゴッドフレイがある程度しっかり登場したら(それが何巻だったかすら覚えないけど…)先読みしても良いかも。本編では脇役になるので、ゴッドフレイの仲間までしっかり把握して楽しむのが難しいけど、これを読んでおけばキャラクターが頭に入って来る。
自分の過ぎる能力を使いこなせず、落ちこぼれていたゴッドフレイの意外な姿を楽しめます。落ちこぼれていても、精神は高潔な感じが、らしくて、良かった。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
本編では圧倒的な強さやカリスマ性で人々がついているように感じる人物だが、この本ではまだこれらを持っていないことでその人間性を特に強く感じた。