- Amazon.co.jp ・本 (352ページ)
- / ISBN・EAN: 9784049152319
作品紹介・あらすじ
開館百周年を迎える映画館「六等星シネマ」で働く雪は、倉庫で見つけた不思議な懐中時計に触れた途端、気を失う。目覚めたのは、1945年の日本。ひょんなことから約80年前の映画館で働くことになった雪は、人気俳優・三峰恭介と出会い、二人は戦時を生きる観客たちとの交流を通じ心を通わせるが――。
感想・レビュー・書評
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タイムスリップものが好きな私にはとても面白く読める内容だった。
千秋さんと雪の恋愛模様は何だか凄く落ち着いた関係のように思えて凄く好みでページをめくるたびに二人の関係が気になって仕方なかった。
タイムスリップして千秋さんとの出会いで生きることに対して前向きになれた雪に本当に良かったね、と思えた。
あとは戦時中の話でもあったので、何だか今の時代に感謝の気持ちを思い返した。
日々感謝していると頭では思いながらもきっとまだまだ足りないのだろうな…と考えた。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
戦時中だけど、映画を通じて浪漫を感じる話。泣ける話が見たい人に。
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あの人と私をつなぐのは、80年前の一本の映画。
丘の上のミニシアター「六等星シネマ」で働くことが唯一の生き甲斐の22歳の雪。急な閉館が決まり失意に暮れていたある夜、倉庫で見つけた懐中時計に触れて気を失う。目覚めたのは1945年。しかも目の前には、推しの大スター三峰恭介が!
彼の実家が営む映画館で働くことになった雪は、恭介の優しさと誠実さに惹かれていく。しかし、雪は知っていた。彼が近いうちに爆撃で亡くなる運命であることを――。
号泣必至の恋物語と、その先に待ち受ける圧巻のラスト。
『キミノ名ヲ。』著者が贈る、新たなるタイムスリップロマンス。