壊れはじめた天使たち 第3巻 (あすかコミックス)

著者 : 都筑せつり

• KADOKAWA (2001年3月17日発売)

作品紹介・あらすじ

女王様のように振舞う連城紗綾は、言うことをなんでも聞いてくれるイトコの貴尋を愛していながらも素直になれない。かつて変質者に強姦され、汚れてしまった自分を許せない紗綾は惇に助けを求めるが――!?

感想・レビュー・書評

[彩波（いろは）さんの感想 · 2016年1月17日]

段々とオカルトっぽくなってきてるけど、藤原さんの存在自体がオカルトだから仕方がないかなあ……。
女の人が愛のために人を傷付ける話が二種類入ってました。

一つ目は、幼なじみを探しに行ったことで暴行を受けて、そのせいで関係がこじれてしまった二人の話。
そして二つ目は、男装の女性の幼なじみのことが好きすぎて、暴走してしまう女の子の話。

どちらも愛が行き過ぎてねじれてしまっていたけれど、結局、藤原さんが間に入ったことでそれなりに元通り。
それにしてもどうしてこの物語に出てくる女の子はこんなにキャラが濃いのか、と思っていたらまあ、そういうのがこの漫画の魅力なんだろうなあ……と考え直しました。

この巻も全開で病んでる話が目一杯なので、そういうのが好きな人にはオススメします。