あめのひのおはなし,ゆきのこさんがこんにちは (フローラル 8)

著者 : 高田敏子 ボリスラフ・ストエフ

• Gakken (1981年9月1日発売)

感想・レビュー・書評

[おみやんさんの感想 · 2009年1月15日]

かこさとしさんの絵がとてもよいです。

雨の日でつまらなくて、しかもお母さんがいなくて。。

やっと夕方になったからお母さんを迎えに行くときのちょっとしたお話。

大人なら面倒なだけでとっとと終わらせるようなことも、子供ならたくさんの想像力でどんな小さなことも楽しくなっちゃうんだな。と思いました。

雨の中、お母さんを待つ心細い気持ち、やっと遠くにバスが見えてお母さんがバスから降りてきたときの気持ち。そんなちょっとした気持ちを上手にあらわしている絵本だと思います。

著者プロフィール

1914年～89年。東京日本橋の生まれ。「お母さん詩人」「台所詩人」と呼ばれる。詩誌『野火』を主宰。室生犀星詩人賞、現代詩女流賞受賞。詩集『月曜日の詩集』、『藤』、『夢の手』他、随筆集など著書多数。

「2013年 『高田敏子　暮らしの中の詩』 で使われていた紹介文から引用しています。」