作品紹介・あらすじ
三国時代以降の中国の分裂は、隋によってふたたび統一されるまで、360年間続いた。しかし、隋も短命におわり、かわって唐の時代になって、大帝国に発展していった。
感想・レビュー・書評
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三国時代以降の中国の分裂は、隋によってふたたび統一されるまで、360年間続いた。
しかし、隋も短命におわり、かわって唐の時代になって、大帝国に発展していった。
隋と唐が繁栄した6世紀~10世紀の中国は古代の中華帝国の総まとめとも言える時代で、東方の世界帝国として、また東アジアの中心として非常に繁栄しました。
またこの時代、東アジアの多くの国々は中国を手本としました。日本ではこの時代は飛鳥時代、奈良時代、平安時代にあたり、聖徳太子といった皇族や天皇、貴族たちが中国を手本に政治や国家作りを行っていた時代です。
武韋の禍を克服し、再び中国政治を安定の方向へと導いたのは玄宗でした。
彼の治世の前半部分は開元の治と呼ばれ後の善政のお手本とされます。
玄宗皇帝は節度使と呼ばれるいわば国境警備隊を強化し、異民族の侵入に備えました。
こうして異民族の侵入がない平和な時代が実現しました。
しかし、前半までは善政を行っていた玄宗皇帝ですが、後半はダメな皇帝となってしまいます。
そして唐王朝の衰退にとどめをさす大乱を巻き起こしてしまうのでした。
玄宗皇帝の堕落の原因は非常に有名な女性が原因でした。世界三大美女と呼ばれる楊貴妃がその人です。
玄宗皇帝は楊貴妃を非常に寵愛し、それに伴い政治がおろそかになってしまいました。
目次
1 三国史の英雄去る
2 隋と聖徳太子
3 世界帝国・唐
4 玄宗と遣唐使
5 黄巣の乱
この時代の世界史のまとめ
著者プロフィール
昭和女子大学附属昭和小学校英語科専任講師。日本児童英語教育学会(JASTEC)関東甲信越支部運営委員。小学校教員向けの講座などで講師を務め、指導者の育成にも携わる。
「2020年 『小6英語をひとつひとつわかりやすく。』 で使われていた紹介文から引用しています。」