病気の魔女と薬の魔女 ローズと魔法の薬

著者 :
  • 学研プラス
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感想 : 6
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  • Amazon.co.jp ・本 (190ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784052032028

作品紹介・あらすじ

ウイルス研究者岡田晴恵書き下ろし。病気と薬の闘いの歴史をえがく物語。

感想・レビュー・書評

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  • 16:病気の魔女たちを苦しめる抗生物質、中でもペニシリンの開発(というか発見というか実用化というか)にまつわる物語。魔女という非現実要素を用いつつも、戦争の重みや影、悲惨な様子にも触れ、考えさせられる内容です。いっそ自分で買って母校に寄贈したい勢い!

  • 頑張れローズ!
    薬の魔女、病気の魔女などたくさんの種類の魔女が登場する楽しい物語。
    病気の魔女は何てひどいんだろう…と思っていたが、実は人間の戦争を終わらせる為に病気を
    バラまいていた!?事がわかり、何だか不思議な気持ちになった。
    これはお話だけれど、本当にあってもおかしくないようなお話だと思った!

    とても楽しかった(^ω^)

  • ローズ、がんばって!!!!!!!!!!!!!!!

    ローズにまだまだ、修行をさせないと!
    というコトで、ワッカ先生とポックスのおかしらは
    過去の世界へと記憶を無くし、送り込む。

    そこでは、サラという少女とローズがお菓子の家の魔女と
    修行をしていて、大魔女になるため、ワルプルギスの祭りへと、
    送り出される。

    そこで、なんと気の弱いサラはペストの魔女に、
    ローズは、アン先生のところへと、選ばれたのだ。

    ローズはアン先生のところで、薬の勉強を
    人間と一緒にがんばっている。
    毎日、とても忙しい。
    そして、ある日人間がカビでバクテリアの繁殖が止められること
    それに、カビはバクテリアを殺す。という大きな発見をしたのだ。
    だから、カビを栽培するのに大忙しなローズ。
    そして、カビの中にカビの魔女がいて、
    そのカビの魔女にうまい、栽培の仕方や
    どんなカビがバクテリアに強いかを教えてくれた。

    そのころ、サラはペストの魔女のところで
    いろいろな話を聞く。
    その中で、近日人間たちが第二次世界大戦をすること、
    その時に、病気の魔女たちが病原菌を振りまく事を知ったサラは
    早く、ローズに知らせなければ!
    と、危険も顧みず手紙を出そうとする。
    しかし、後ちょっとのところでペストの魔女につかまる。
    そんなローズを助けたのは以外なペスト医だった。
    ペスト医は六百年前、ペストがはやった時に
    必死にペストの患者を直そうとした医者だ。
    しかし、その努力は報われず薬が造られることはなかった。
    そこから、六百年間ペストの魔女にこき使われていたのだ。
    しかし、ペスト医は自分が果たせなかった事を
    サラと、ローズが果たそうとしている事を知り
    六百年間開かなかった口をはじめて開き手紙を
    ふくろうに託したのだ。
    ペストの魔女はとても怒り、二人を牢屋に閉じ込めてしまった。

    アオカビを作っている最中、
    アン先生とローズはこの事を知る。
    そして、病気がはやる前になんとかとめようとひっしに働く。
    しかし、戦争がおき大事な薬が振動などで割れてしまい
    もう、作れない状況に・・・・・・・・・・・・・・・
    人間は、もうみんな逃がして後に残ったのは
    アン先生とローズだけ。
    そこで、ローズは何人の命もかかった大事な
    用件を頼まれる・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

  • 『病気の魔女と薬の魔女』の続編。
    ローズが小さな魔女に戻って、大きな魔女の元で薬の修行をするお話。
    ペニシリンが発見された当時の様子が、物語と平行して学べます。

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著者プロフィール

白鷗大学教育学部教授。専門は、感染免疫学、公衆衛生学。共立薬科大学(現慶應義塾大学薬学部)大学院修士課程修了、順天堂大学大学院医学研究科博士課程中退。ドイツ・マールブルク大学医学部ウイルス学研究所に留学、国立感染症研究所研究員、日本経団連21世紀政策研究所シニア・アソシエイトなどを経て、現職。NHKラジオ「室井滋の感染症劇場」作・脚本・監修。著書に『正しく怖がる感染症』(ちくまプリマ―新書)、『どうする!? 新型コロナ』(岩波ブックレット)、『人類vs感染症』(岩波ジュニア新書)、『キャラでわかる! はじめての感染症図鑑』(日本図書センター)、『病いと癒しの人間史』(日本評論社)、『学校の感染症対策』(東山書房)などがある。

「2020年 『知っておきたい感染症【新版】』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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