ドラゴンのなみだ (ジュニア文学館)

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  • Amazon.co.jp ・本 (109ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784052035609

作品紹介・あらすじ

おじいちゃんの村の、鳥追い祭りを手伝うことになった歩。そこで出会ったのは、なんとドラゴン!?その正体は、ドラゴンのように気があらく、火をふくみたいに、おこるやつだった。でも、なんで?なんで、そんなにおこってるの?そのなぞがとけたとき、ドラゴンのかなしみが、歩のむねにせまってきた-。

感想・レビュー・書評

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  • 夜空 星空に浮かぶ
    鳥追い小屋の頂
    パワーは一点
    心ひとつに結ばれ
    ほのお ほのぼの 愛もえる
    育てたい思いはひとつ

  • ドラゴンって、そういう事かぁ、と、児童文学にありがちなタイトル付けにわずかなガッカリ感。
    読み進めていくにつれ、じわじわと身に染みてくる設定、展開。
    大切な人を失った、悲しみを抱えた方には癒しの作品となるのだろうと思いました。
    小学校低学年でも読めるボリューム、完結なストーリー展開。
    内容をもう少し膨らませたら高学年でも中学生向けにも転換し得る作品かと。
    それだけ普遍的かつ、奥深く、ポピュラーなテーマ性を持つ作品です。

  •  4年生の歩は、おじいちゃんの住む黒森に昔から伝わる行事「鳥追い祭り」に参加することになった。黒森で出会った女の子真琴は、おじいちゃんといっしょに鳥追い祭りを復活させたおじいちゃんのおさななじみの孫。ドラゴンが火をふくみたいに、歩にどなりつけてきた。祭りでは、歩と真琴に大事な役目があるのだが…。

  • 「ドラゴンの正体は…」

    本書を読んでのお楽しみということに。

    新しい人との出会いは、緊張します。
    まして、知らない土地では、風習も何もわからないことも多い。
    子どもの頃、母の故郷に毎年、夏休みに出かけていったことを思い出しつつ、拝読しました。

    私の場合、近所の子どもと出会うことはなかったのですが。

  • 「ドラゴンのなみだ」
    タイトルが効いてます!
    思わず本を手に取ってしまいました。
    でもね、歩くん。女の子をドラゴンにたとえたり、行動パターンまでドラゴンを参考にしたらだめだよ〜!
    だから、その子に「へなちょこ」扱いされるんだよ?(笑)
    思いや気持ちがすれちがっても、結びつくきっかけを逃さなければ、(多少凸凹してても)ステキな関係を築けるんですね。
    「友だち」ってやっぱりステキです。
    どんどやき、印象的でした。

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著者プロフィール

茨城県生まれ、仙台市在住。2009年『ぼくとあいつのラストラン』(ポプラ社)で第20回椋鳩十児童文学賞を受賞。その他の作品に『英国アンティーク夢譚』『イギリスを歩いてみれば』(以上KKベストセラーズ)、『ドラゴンのなみだ』(学研プラス)、『もののけ温泉 滝の湯へいらっしゃい』(岩崎書店)、『七夕の月』(ポプラ社)など。高原社主宰。

「2018年 『兄ちゃんは戦国武将!』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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