おねぼうさんはだあれ?

著者 : 片山令子

• 学研プラス (2021年2月18日発売)

作品紹介・あらすじ

「おきておきて、もうはるよ」うさぎのミミナちゃんが、冬ごもりから起きてこない友だちを起こしに出かけます。でも誰もなかなか目を覚ましません。そこでミミナちゃんは、いいにおいの花束を枕元においていきますが…。春の訪れを温かい筆致で描いた絵本。

感想・レビュー・書評

[alouette18さんの感想 · 2022年4月6日]

シロツメクサ、スミレ、カタクリ、ノイチゴ。

うさぎのミミナちゃんがおねぼうさんの森の友だちの家に置いていった花束。

その花のにおいのほかにもいいにおいがするものを探してみんなが歩いていった先には…

春に子どもと一緒に読んで、実際にこれらの花を見られるといいなあ、と思います。

[ぽんままさんの感想 · 2023年3月15日]

6分ちょい

冬眠している友だちを起こしにいくうさぎのミミナちゃん。
春を知らせる、花を置いていきました。
冬眠から目覚めた生き物たちは花の香りともうひとつ、よい香りを探します。

春がやってきた嬉しい気持ちいっぱいの絵本

[ayaponさんの感想 · 2023年3月15日]

春の訪れを描いた絵本。こどもには響かず。

[ころさんの感想 · 2023年3月9日]

うさぎのミミナちゃん、春になったけどだあれも起きてこない。
おねぼうさんのお友達を起こしに行きます。
「はるに　なったよ。いっしょに　あそぼう」
起きてくれないお友達に、春の花束を置いていきます。
シロツメクサ、スミレ、カタクリ、ノイチゴ…
でもだれも起きてくれないので、一人でいつもみんなと遊ぶ野原へ。
ぽかぽか暖かいひなたにすわっていると、ミミナちゃんもうとうと…

あそぼう、あそぼうと起こしに行くミミナちゃん、そして自分もうとうと。
とってもかわいいお話です。
わかるわかる。
春の日差しは眠くなるよね。

絵を描いたあずみ虫さん、アルミ板をカッティングして描いているのだとか。
独特の技法ですね。

[よっぴーさんの感想 · 2022年9月12日]

息子はうさぎさん好きなので、気にいるかなと思ったのですが、あまりヒットせず。動物はたくさん出てくるが、絵柄がちょっとわかりにくかったのかなぁ

[unknownさんの感想 · 2021年4月20日]

うさぎミミナちゃん
春になったのでみんなを起こしに行く
みんな寝てるので花だけおいていく
くま、やまね、とかげ、かえる
野原でうとうとしているとみんなが起きてくる

[miuraakihaさんの感想 · 2021年4月6日]

片山令子さんの文章、あずみ虫さんの絵の絵本

お二人は、とてもかわいらしいのに、どこか凛としている作風が似ている気がする
とてもよい組み合わせになった絵本だと思う

あずみ虫さんの絵が、今回変わったと感じた
深い深い色とやさしさ
ご本人の変化なのか、片山令子さんの文章に触発されてのことなのか……
前から好きだったけど、もっと好きになった

この絵本では、においを感じさせる描写がある
それを色の粒で表現している
花のにおいの中で、何か別のいいにおいがある（実はミミナちゃんのにおい）
絵をよくよく見ると、ちゃんとそれがわかるようになっている

ミミナちゃんのにおいの粒の色とお日様の色が少し似ているのは、
きっとミミナちゃんが日向のにおいがするからなのだと思う

そんなことを感じる絵本だった

[もりもりさんの感想 · 2024年3月22日]

2y2m
文章量が多く読み終える前にページをめくってしまうがかなり気に入って何度も読んでいる絵本。

[たまネコ♪さんの感想 · 2021年4月16日]

うさぎの女の子が、冬ごもりからなかなか起きてこない友だちをお花のにおいで起こしにいく。
アルミ版をカッティングして描いているそう。おもしろいなぁ。

[yanly0101さんの感想 · 2021年3月9日]

3歳10ヶ月の娘へ。
読み聞かせてあげる本と自分で読む本、２種類揃えてます。

著者プロフィール

１９４９年群馬県生まれ。詩人。著書に詩集『夏のかんむり』（村松書館）、絵本『たのしいふゆごもり』（福音館書店）、「のうさぎのおはなしえほん」シリーズ（ビリケン出版）などがある。２０１８年没。

「2021年 『おねぼうさんはだあれ？』 で使われていた紹介文から引用しています。」