新極東大戦1: ウラジオ軍港空爆作戦 (歴史群像新書 346-1)

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  • 学研プラス
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  • Amazon.co.jp ・本 (243ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784054051195

作品紹介・あらすじ

1939年、満州とソ連の国境ノモンハンで日ソの軍事衝突が勃発した。ソ連軍のハルハ河侵攻に対し、関東軍は第23師団を主力とする3万名の兵力を攻防に向けたが、ソ連軍は欧州からの精鋭部隊・狙撃師団に戦車旅団と装甲車旅団を加えた5万7千名の規模で布陣しており、第23師団はたちまち苦戦に陥った。この状況に危機感を抱いた陸軍参謀本部は石原莞爾中将を参謀総長代理として派遣する。石原はソ連の兵力を確認するや中国派遣軍を動員、海軍航空隊の出撃も要請して航空優勢を確保する。この対応により、スターリンの極東侵攻は頓挫したが、ドイツのヒットラーとのポーランド分割や独ソ不可侵条約の締結により西部戦線が安定すると、再び野望の触手を伸ばす…。

感想・レビュー・書評

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  •  最近ポツポツと増えてきた対ソ物。東条英機が御輿に過ぎず、山本五十六、石原莞爾らが政治的手腕を発揮して対米開戦の回避に努めつつ現在の脅威となっているソ連にいかに対抗するかを描いている。そして御上やバチカン、ユダヤ教なども登場し、バチカンがナチス、ファシストとも手を結びソ連包囲網を構築するために動いているという壮大な展開も見せている。とても面白い展開を見せているのだが、会話文と戦闘描写がほとんど無く地の文だけで物語が進んでおり、その地の文も時系列が曖昧で、また作戦の説明だったはずがいつの間にか兵器の説明になっていたり、兵器の説明が終わったと思ったら作戦も終わっていた、など読みづらい。この読みづらさが解消されればもっと面白くなるのにと思う。

  • 参謀総長に前田利為公爵、軍令部総長に山本五十六。
    東条英機首相を抑え込める政治環境で日中間で休戦成立。
    日ソ間の紛争を有利に進める状況がこの巻。

    しかも対ソといことで、バチカンと英独が日本寄り。
    この状況で次巻から対米戦が始まるわけで非常に楽しみ。

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