50歳からの上手な薬の終い方: かかりつけ薬剤師と進める

著者 :
  • Gakken
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  • Amazon.co.jp ・本 (176ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784058021811

作品紹介・あらすじ

高血圧、高脂血症、肥満など健康診断のたびに増えていく薬の数。一度始めたら一生やめられないの? これ以上増えたらどうする? という不安を抱える人は多い。また、処方された薬を用法用量を守って飲めているという人は実は少ないという。一方、処方に疑問を持って、診察時に医師や薬剤師に質問をする人は少ない。ポリファーマシー(多剤服用)は、薬の相互作用による薬害を引き起こし、医療費の上昇を招く社会問題になっている。「薬の断捨離」を実施するには、ただ闇雲に断薬するのはもちろん危険。臨床薬剤師として第一線に立ち続ける筆者が、薬の問題に悩む人に向けて、薬の本当の役割を知り、薬を選んでいくために方法を教える。

感想・レビュー・書評

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  • 薬を減らす、やめると聞くと、以前10年以上飲んでいた睡眠薬を減薬して断薬したことを思い出す。

    逆に喘息で用いている吸入ステロイドなどは、一生付き合っていく薬になるだろう。

    この本の前半は、そもそも薬とは何なのか、どういう働きをしているのかというのを、代表例を元に説明している。

    次に加齢に伴う変化について。
    高齢になったからといって、薬の吸収率には大きな変化はない。
    ただし、肝臓の代謝機能が落ちてくると、それまでと同じ薬を飲んでも作用が強く出るということはある。
    なので高齢者が減らした方がいいタイプの薬もある。

    そして後半では薬を減らしたくなった際の実際の手順の解説がしてある。かかりつけ薬剤師というのはこの本で初めて知った概念であるが、実際に薬を減らす段になったら活用してみたいと思った。

  • 友人は住み込み薬剤師がいるとの事。

  • 2大原則:薬に直接治す力なし 薬は安全<必要 薬≒自分の治す力をサポート 必要性と危険性を天秤 薬・体の中;アスピリンジレンマ 侵入を押ししたい≒体の免疫反応  歳と薬との関係:加齢→脂肪の割合↑・体内の水分量↓・組織の血流量↓・心臓の機能↓ 10カ条:やめる判断→副作用/効果減少/症状安定  薬を見直す・やること:かかりつけ薬剤師 リフィル処方せん 見直しの候補:高血圧症 高脂血症 認知症 不眠 ステロイド 日本の課題:健康寿命 薬物療法依存→平均・健康寿命の差を拡大 運動+食生活+禁煙

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著者プロフィール

ファーマシューティカルケア研究所所長/薬学博士

「2022年 『処方がわかる医療薬理学2022-2023』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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