- Amazon.co.jp ・本 (241ページ)
- / ISBN・EAN: 9784061158108
感想・レビュー・書評
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著者は博覧強記で、本書は、引用が非常に多い。ほぼ、7割が引用といってもいいくらい。謡曲からCMにいたるまで数多く例示して、日本人の言語表現、言語感覚について分類わけしている。言語表現から日本人の性質、文化の特徴を炙り出そうとしているようにも見える。あまりに多くのことが詰め込まれすぎていて、雑学本的で、ごった煮のような印象がのこる。これも、新書の宿命か?
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[ 内容 ]
日本語は微妙なニュアンスと深い陰影に富んでいる。
さらに日本人特有の話し方、書き方が、日本語をいっそう複雑で、むずかしいものにしている。
本書は、古典から現代の歌謡曲、CMまで幅広い材料を豊富にひきながら、ことばの奥底にひそむ心理を明らかにしていく。
著者ならではの鋭い指摘、軽妙で、エスプリにみちた文章、ことばに対する暖かい眼はものの見方、文化の特質まで射程におさめる。
[ 目次 ]
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☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性
☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性
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