酒を楽しむ本: 推計学がわかりだした実戦的飲酒法 (ブルーバックス 24)

著者 : 佐藤信

• 講談社 (1964年10月1日発売)

感想・レビュー・書評

[東京工業大学附属図書館さんの感想 · 2014年3月13日]

【推薦文】
酒を飲むことについて、計算式を交えながら真面目に書いてあります。作者の酒に対する愛を感じることができます。古い本ですが、文章が面白く酒を飲まない人でもおすすめです。画家の岡本太郎も推薦していました。
（推薦者：機械制御システム　M1）

【配架場所】
大岡山：　B1F-文庫・新書　408/B/24

[こーめーさんの感想 · 2006年9月30日]

お酒を科学的視点で論調した内容の本です。お酒にまつわる俗説を論理的に検証したり、酒の美味さを科学的に測ったりとかなり凝っています。更にお酒の飲み方の管理方法も論理的に紹介しています。これまで読んだお酒の本の中で、数式がこれほど出てくる内容は見たことがありません。スイスイ読める内容ではありませんが、「二日酔いの対処療法」や「二日酔いをしないための限界飲酒量」などを算出することができます。

著者プロフィール

佐藤信（さとう・まこと）：1952年生まれ。東京大学名誉教授。横浜市歴史博物館館長、くまもと文学・歴史館館長。東京大学大学院人文科学研究科博士課程中退。博士（文学）。著書『日本古代の宮都と木簡』『列島の古代』（以上、吉川弘文館）、『出土史料の古代史』（東京大学出版会）、編著『大学の日本史１　古代』（山川出版社）、『古代史講義』『世界遺産の日本史』（以上、ちくま新書）など。

「2023年 『古代史講義【海外交流篇】』 で使われていた紹介文から引用しています。」