水平思考の世界: 電算機械時代の創造的思考法 (ブルーバックス 180)

  • 講談社
3.37
  • (1)
  • (7)
  • (9)
  • (2)
  • (0)
本棚登録 : 77
感想 : 7
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (220ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061177802

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 視覚の話がおもしろかった。

    ぜんぜん関係ないはなしがぱちんと繋がるの、たのしいよね

  • おそらく誰もが何の気になしに気づくというのか、ひらめく瞬間というのは水平思考的なつながりが起こるときではないでしょうか?

    それを何の気なしから、意識して思考することをしたら、普段の垂直思考との組み合わせで、不確定な創造性をより計画的に創造することができるのではないかと思うのです。

    この中で、その思考の訓練というところでのくだりは、表現が難解で頭がこんがらかりますが(つまり、水平思考が停止する・・・)、水平思考が訓練で磨かれるというロジックはうれしい話です。

    この中で、大切にしたい言葉をいくつか紹介します。

    ○新しいアイデアは無理に型にはめる必要がなく、静観して成長するに任せればよい
    ○アイデアを無理にものにしようとするよりは、アイデアを巧みに誘い出す場合の方がはるかに実りが多いと言える。
    ○水平思考をする場合、人は方向もなくさまよい、考えをめぐらす。しかし、その途中で、なにものかにふと気づくことがあるかもしれない。その場合、それをすぐ説明したり、それに意味を与える必要はない。ただ気づくだけでよい。なにかに気づいて、それがアイデアにつながるきっかけになれば、一層いいし、そうでなければ、無理にそこからアイデアを絞り出すことともない。後になれば、その有用性はおのずから証明される。しかし、気づいたことが重要であるか否かを考えたり、無理に型にはめたりせず、そのままの姿で注意力を向ければよい。

    ということで、水平思考は、考えの良しあしではなく、その不連続な連続性とその記録が大事であると思います。

    最後に、
    ○ユーモアのセンスを持っている人は、ユーモアの無い人よりも、水平思考の本質を良く理解できるのは当然である。

    。。。。

    なるほど、とてもシンプルに人が笑顔になる楽しいことを探す思考をすることはいいってことだ~~~ぁ。

  • ●未読
    ◎「起きていることはすべて正しい」(勝間 和代/ダイヤモンド社(2008-11-29)p.203・333で紹介・絶版。
    【「ラテラル(水平)思考」の第一人者・デボノ博士の名著】

  • Edward de Bonoが提唱した水平思考に関する書物である。<br />水平思考を提唱した意義はよくわかるが、抽象的な議論が多く具体的にどうすれば良いのかその主張が見えにくい書物だった。<br />(逆に、どうやればよいという手順があまり定められていたら水平思考にならないわけだが...)<br /><br />但し、丹念に読めば主張がわかってくるので、著者の他の書物とともに比較しながらより理解を深めていくとよい勉強になると思われる。

  • 垂直思考と水平思考の対比は、左脳と右脳の対比に似ているが、未だに有効な思考方法だと思う。

  • 本書は、新しいアイデアを紡ぎ出すために有効だと考えられている
    ラテラルシンキング(水平思考)の原書です。
    本書を手に取ったのは、勝間さんが執筆された本の中で述べられて
    いた事と大学にたまたまあった事が理由です。

    内容は、従来の考え方に収まらないで、自由な考え方をして、
    よりよいアイデアを創りだし、実行していこう。また水平思考だけ
    でなく、両方つまり垂直思考も混ぜ合わせながら考えていこう。
    って事ですね。

    目次は、
    1.垂直思考と水平思考
    2.アイデアを生み出す法
    3.古いアイデアの支配
    4.水平思考の視覚的訓練
    5.水平思考のさまざななアプローチ
    6.新しいアイデアを阻む垂直思考
    7.アイデアを生むチャンス
    8.水平思考の具体例
    9.水平思考によらないマイナス
    10.水平思考の応用と展開

    以上の10章からなり、最後にそれぞれ要約が記されています。
    個人的には、4と5が結構おもしろかったと思いました。

    また、5番の意識的なものの見方は憶えておいて損はないかもしれません。
    ちなみに、

    1.ものの見方を予め決めておく。(七つの帽子系ですね)
    2.ものの関係を意識的にひっくり返す事。
    3.抽象的な状況を、具体的な類似状況に変える事

    の3つです。
    これで基礎を学び、色々と水平思考を鍛える問題を解けば、
    徐々に身に付いてくるのかもしれませんね。

    少し古いですが、読んで良かったと思います。
    おすすめです。

全7件中 1 - 7件を表示

エドワード・デボノの作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×