日本の美と文化 1 日本美の誕生: Art japanesque

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  • 講談社
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  • Amazon.co.jp ・本 (175ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061277311

感想・レビュー・書評

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  • 本書に関しては、例の自演問題が絡む前の資料ということもあって、どこまで信じて良いのか色々時代考証の問題が出るのでコメントしづらいですね、正直。。

    一点自分が縄文土器をみていて疑問に思っていたことと同じことを書いていてくれたのでそれだけ備忘的にコメントを残したいと思います。

    それは何かと言うと、縄文土器はあれだけ複雑な文様を描いていたのになぜか星座を描いたものがないといこと。
    数年前に縄文展をトーハクがやった時に、片っ端から集めてきてくれたので改めてこの星座というフィルターでぐるぐる回ってみましたがやはり縄文土器に星座はないし、星のようなものも感じられなかったと思う。

    星を頼るのはおそらく移動をするときになんの目印もないからだと思うので、縄文人が陸に沿った動きをしていたことを改めて読み取ることができた。
    本書がなければ、トーハクの展示の時に自信を持ってこの考えに合わせてみることはできなかったので、感謝してる一冊。

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著者プロフィール

1937年新潟県生まれ。國學院大學大学院博士課程修了。博士(歴史学)。
東京都教育庁文化課、文化庁文化財調査官、國學院大學文学部助教授・教授を経て、
現在、國學院大學名誉教授、新潟県立歴史博物館名誉館長。縄文文化の総合的研究により浜田青陵賞を受賞。
主な著書に『縄文土器の研究』(小学館・学生社)、『縄文人の世界』(朝日選書)、
『縄文人の文化力』(新書館)、『縄文の思考』(ちくま新書)、『縄文人追跡』(ちくま文庫)、
編著に『縄文土器大観』(小学館)、『縄文ランドスケープ』(アム・プロモーション)、
『考古学ハンドブック』(新書館)、『総覧縄文土器』(アム・プロモーション)、『世界遺産縄文遺跡』(同成社)、
共著に『世界史の中の縄文』(新書館)ほか多数。

「2012年 『縄文土器を読む』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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