- Amazon.co.jp ・本 (197ページ)
- / ISBN・EAN: 9784061326521
作品紹介・あらすじ
ニュートンの枠組を越えた新しい数学。今からほぼ十年前、「カオス」と「フラクタル」という言葉が相次いで誕生し、数学と科学の世界に大きなショックを与えた。カオスのほうはすぐに興味を持つ研究者が続出した。一方フラクタルは、70年代の終りあたりから、物理・地理・建築・美術・哲学などの分野の人々の注目をあび、一躍話題の中心となった。このカオスとフラクタルとはどんなものであろう。実は両者は密接な関係にあり、それを含めてわかりやすく解説したのが本書である。
感想・レビュー・書評
-
物性研の所内者、柏地区共通事務センター職員の方のみ借りることができます。
東大OPACには登録されていません。
貸出:物性研図書室にある借用証へ記入してください
返却:物性研図書室へ返却してください詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
カオスとフラクタルについて論じられた新書。1986年に出た本なので、些か古い。
個人的に知っておくべきワードと思い中古で買った記憶。
非線形とは何かからはじめ、人口の増減の研究から、カオスの物理学~フラクタルへと広がっていく。
うーん、難しい。序盤はついていけてると思ったが、中盤から苦しくなってきた。
時間を置いて、再トライしたい。 -
861円購入2001-05-01
-
当然読んでおくべき本で読んでいなかった本。そんな本はいくつもあるのだけれど、この本もそういう1冊。またまたリサイクル市で見つけて読みました。もう少し一般向けに分かりやすく書かれているのかと思っていましたが、1章のパイこね変換がギリギリで、それ以降はどんどん数式から置いてきぼりをくらってしまいました。私がカオスと最初に出会ったのは高3の夏。予備校で数学の先生が話題にしていた。それから大学では生体物理学の授業の中で登場。そのころかなり一生懸命勉強した。卒業後、しばらく勤めた出版社でも何冊かのカオス関連の書籍にたずさわった。コンピュータの進展のおかげで研究は次から次へと進み、一時のブームもあってカオスの本もずいぶん多く出版されている。しかし、やはり本書は、カオス研究が登場する場面に関わってきた著者のいろいろな思いが見え隠れする、いまや最も重要な古典的1冊となるのだろう。
-
カオスに始まりフラクタルまで。
パイこね変換や、ロジスティック方程式、ファンデルポール方程式などカオスにおいて有名な様々なことについて言及されていて、数学的にそこそこ骨のある証明もあったが、飛ばし読みしても、さほど問題なく読み進められました。
カオスや非線形についての本は難しくて途中で折れることも多かったのですが、適度な厚さ、適度な難易度、適度な図によって、今までの中ではスムーズに読めました。 -
中盤で寝た